【レポート】イラク人は運転免許を持ってない!? 政府が本格的な運転免許制度を導入

イラクの首都、バグダッドの運転事情を映した映像を見るとイラクの街中を運転することが、いかに危険で命がけであるかがよく分かる。渋滞ともなれば平気で対向車線へ突っ込み逆走するという、いわば何でもアリの国。それもそのはずで、イラクにはこれまでまともな運転免許試験がなかったというのだ。多くの人が家族や親戚から運転を教わり、そのままハンドルを握っていたらしい。

我々の得た情報によると、アメリカ軍がイラクに侵攻する前の2003年までは、なんとメディカルチェックを受けるだけでライセンスがもらえていたという。そのため、ライセンスを持ったドライバーの中には、信号を認識していない人もいるようだ。

こうした事態を重く見たイラク政府は、国民に正しい運転方法を指導するため、新たな運転免許制度の導入を行った。

新制度は10月21日に施行されており、これまでのところ約8000人のドライバーに運転免許証が発行されている。今後は、当局側が厳しく管理し、2年以内に全ドライバーが正規の運転免許証を携帯することを最終的な目標としている。