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日産の電気自動車「リーフ」が、「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー 2011」を受賞した。47年の歴史を持つこの賞で、電気自動車が選ばれたのは初めてのこと。

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「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー 」は、ヨーロッパ7ヶ国の自動車雑誌7誌によって主催され、過去12ヶ月の間に発売された自動車の中から最も傑出した車種を選び賞賛するというもの。審査はヨーロッパ各国の自動車ジャーナリストによる投票で行われ、今年は23ヶ国から57名が審査員を務めた。各自25点の持ち点を、予め(これも投票によって)選ばれた7車種に配分するという投票方法は日本カー・オブ・ザ・イヤーとよく似ている。最高点が10点であるのも同様だが、ヨーロッパのカー・オブ・ザ・イヤーでは必ずしもどれか1台に10点満点を入れなくても構わない。

今回 "イヤー・カー" に選ばれた日産リーフは合計257点を獲得。2位となった「アルファロメオ ジュリエッタ」は248点、3位の「オペル/ヴォグゾール メリーバ」は244点という接戦だった。

3人の審査員が満点を入れた日産リーフは、クルマとして高い完成度を持つ初めての量産電気自動車であるという点が評価されたようだ。ドイツのトーマス・イムホフ氏は「リーフは近年の電気自動車に見られるような多くの妥協がなく、現実に即した、ちゃんとした大きさのクルマだ」と評している。

だが同時に9人もの審査員が0点という判断を下した。彼らは主に電気自動車の必要性は認めながらも、リーフに正しい評価が下せるのはユーザーの手に渡ってからであるとし、現時点で点を入れるのは時期尚早という判断だ。また、車両価格が高過ぎることも複数名の審査員が指摘している。

ちなみに2位だったアルファロメオ ジュリエッタは、満点を入れた審査員はいないが0点もいないという、リーフとは実に対照的な結果となった。3位のオペル/ヴォグゾール メリーバは満点2名、0点1名だ。

そもそも、ヨーロッパでは2011年初頭から発売が始まる予定のリーフが、今年のカー・オブ・ザ・イヤーの対象になっていることに違和感を覚える人も多いだろう。

日産自動車社長のカルロス・ゴーン氏は「今回の受賞により、ゼロ・エミッション車のパイオニアである『日産リーフ』が、安全性、パフォーマンス、室内の広さ、ハンドリングの良さで従来の内燃機関のクルマに匹敵する性能を持つモデルであることが認められた」と述べているが、電気自動車としての実用性はまだ「認められた」とは言えない。

来年の「日本カー・オブ・ザ・イヤ−」が選ばれる頃までには、次第にその辺りも明らかになっていくはずだ。日産リーフが、2011年に最も注目される(=真価が問われる)クルマになることは、おそらく間違いないだろう。

[Source: Car of the Year, 日産自動車]