トヨタ「iQ」「パッソ」とダイハツ「ブーン」でリコール!
トヨタは4日、「iQ」と「パッソ」の電動式パワーステアリング制御用コンピュータのプログラムに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。また、「パッソ」の兄弟車である「ブーン」を販売するダイハツも、これについて同様のリコールを届け出ている。

今回のリコールは、対象車で車線逸脱警告用に凸凹を施した路面を高速で走行すると、路面からの振動をコンピュータが誤判定してパワーステアリング機能を停止、アシストがなくなることによりハンドルが重くなる恐れがあるというもの。
改善措置として、制御用コンピュータのプログラムが修正可能な車種ではプログラムを修正する。その他の車種では制御用コンピュータの対策品が組み込まれたステアリングコラム全体を交換する。
これまでに分かっている不具合の件数は37件で、今のところこれが原因による事故は起きていない。

対象車はトヨタが平成22年10月22日までに製作された「iQ」計24,156台(100台が限定販売された「iQ GAZOO Racing tuned by MN」も含む)と、平成22年2月8日から6月30日までに製作された現行型(2代目)「パッソ」計40,464台。ダイハツが平成22年2月8日から6月29日までに製作された「ブーン」(こちらも現行型=2代目)計2,201台。「パッソ」と「ブーン」はFF車と4WD車どちらも対象。また、iQも含めいずれの車種も1.3リッター・モデルと1.0リッター・モデルの両方が対象となる。

「制御コンピュータのプログラム」に起因するリコールとしては、トヨタではまだ記憶に新しいハイブリッド車のブレーキ問題や、レクサス「LS」の可変ステアリング・システムに関するものに続いて、今年になってこれで3度目。
さらに「パッソ」と「ブーン」では、今年5月にCVTの制御プログラムを書き換えるという「自主改修」を実施している。

現代の自動車は各部が複雑に、そして高度に電子制御されることが当たり前になっている。今後は他社も含めて、このようなプログラムの「バグ」への対処がますます重要な課題になってくるはずだ。
最初から完璧なプログラムをすべて搭載して発売することなど不可能だとすれば、ユーザーに不便をかけないアップデートの方法などが、もっと開発されてもよいのではないだろうか。
一度購入したクルマが、より安全に、より便利になるのなら、頻繁なアップデートはユーザーにとって悪いことばかりでもあるまい。

なお今回のリコールに関する情報は公式サイトの以下のページから。

トヨタ「iQ、パッソのリコール」

ダイハツ「ブーンのリコールについて」