クラシック・カーで1600kmを走る!「ラ・フェスタ・ミッレミリア」
イタリアの伝説的な街道レース「ミッレミリア」の日本版「ラ・フェスタ・ミッレミリア」が、今年も10月9日から12日にかけて開催された。3日目の11日には総勢100台のクラシック・カーが「ツインリンクもてぎ」に到着し、大勢の観客を前に夕暮れ時のサーキットを走行した。

Related Gallery:2013 Moma

「ミッレミリア」とは、1927年から1957年までイタリアで行われていた公道レース。もともとは約1000マイル(イタリア語でミッレ・ミリア=約1600km)の距離をどれだけ速く走り切るか競うものであったが、1977年に復活してからは、クラシック・カーによるタイム・ラリー形式のイベントとして毎年開催されている。「ラ・フェスタ・ミッレミリア」はその日本版として1997年に始まった。2002年からは国際クラシック・カー連盟よりアジアで唯一の国際規格イベントとして公認されている。

同種のイベントは日本でも数多く開催されているが、この「ラ・フェスタ・ミッレミリア」は出場車両の参加条件が最も厳しく、そしてラリーとしての競技レベルも最も高いイベントの1つとして知られる。
出場できるクルマは1919年から1967年に製造された「オリジナル・クラシック・スポーツカー」となっているが、基本的には往時(1927年~1957年)のミッレミリアに出場していた車種とその派生・後継モデルが中心。もちろん国際格式の自動車イベントだから、国際的にレースを統括するFIAや、同じく国際的にヒストリックカー・ラリーを統括するFIVAといった組織による認定が必須だ。つまり旧いクルマなら何でも出られるというわけでは全然ない。ちなみにこれらの「お墨付き」は、オリジナルと異なる改造(サスペンションの構造変更とか別タイプのエンジンに載せ替えとか)が施されているとまず貰えない。

エントラントにとっては "敷居の高い" このイベントだが、我々ギャラリーの立場からすれば、観戦に出掛ければ極めてオリジナル度の高い、重要文化財のようなクラシック・カーが実際に走るところを、「道の駅」のようなチェック・ポイントなら無料で、「ツインリンクもてぎ」なら入場料だけで、見ることが出来るのだ。半世紀も前のクルマとはいえ、何せ4日で1600kmも走ろうという車両ばかりだから、機関も含め程度は極上(オーナーの方々はこの日のために時間と費用を惜しまず仕上げられているのだから)。現代のクルマとは一味違う快音を響かせ、かなりのペースでサーキットを疾走していた。

来年はぜひ、公式サイトでお近くの通過ポイントを確認の上、お出掛けになってみてはいかがだろう。
自動車というものが持つ魅力を、再発見することになるかも。