「ルノー・ルーテシア」の高性能版に、ハードな限定モデルが登場!
ルノーは、コンパクト・ハッチ「ルーテシア」の誕生20周年を記念して、特別限定モデル「ルーテシア ルノー・スポール エディションリミテ ヴァンタン」を16日より発売する。このモデルは、ルーテシアの高性能版「ルーテシア ルノー・スポール 」をベースに、よりハードな方向に振った仕様となっている。

日本では商標の関係から「ルーテシア」の名前で販売されている「ルノー・クリオ」は、2代目「5(サンク)」の後継車として、1990年のパリサロンで発表された。現行型は2005年に登場した3代目にあたる。
初代には当時F1でエンジンを供給していた「ウイリアムズ」の名前を冠するスポーツ・バージョンが存在し、一部では「ベスト・ハンドリング・FF車」と評判が高かったが、エアコンすら付かない硬派仕様のためか日本にはごく少数が輸入されるに留まった。
2代目ではルノーのモーター・スポーツ部門「ルノー・スポール」の名前で高性能バージョンが復活。現行の3代目まで一貫してスポーツFFモデルとして高評価されている。

現在カタログ・モデルとして販売されている「ルーテシア(クリオ) ルノー・スポール」は、ヨーロッパでは「シャシー・カップ」と「シャシー・スポール」の2種類の仕様から選べるのだが、日本で販売されているのはシャシー・スポール仕様に限られていた。今回登場した限定モデルはシャシー・カップを採用していることが一番の特徴だ。
シャシー・スポールが公道に合わせたスポーツ仕様であるのに対し、シャシー・カップはサーキット走行を想定したセッティングとなっている。シャシー・スポールに比べ、ダンパー減衰力は15%、スプリング・レートは前23%後30%それぞれ強化されている。これらの変更によりロール剛性は5.5%高められ、重心は7mmダウン。さらにステアリングのギア比まで変更され、7.5%もクイックになっているという(ロック・トゥ・ロック2.8回転から2.5回転に)。
外観では専用ボディ・カラー「ブラン ジーブル ナクレ メタリック」(要するにメタリック調の白)と、「ノワール メタル」(こちらは黒メタリック)のルーフでツー・トーンに塗り分けられた上、赤いブレンボ製モノブロック ブレーキ キャリパーを装着。ホイールのデザインも変更されている。

ところでこの限定モデルのベースとなった「ルーテシア ルノー・スポール」だが、間もなく日本への輸入が打ち切られることが決定している。今のままでは2010年9月1日より適用されている「歩行者頭部保護基準」に適合できないからだ。
これはつまり、歩行者を跳ね上げてボンネットに頭部が当たってしまった場合、ボンネット裏側とエンジンの間のスペースが少ないため、頭部に致命的な衝撃を与えかねない、ということらしい。
ルノーにしてみれば、日本市場のために車体の構造を変更することは難しい、というわけだ。
8月31日にフランスを出港したクルマまでが登録できるそうだが、今回の限定モデルを含め残りは僅かということになるだろう。

この「ルーテシア ルノー・スポール エディションリミテ ヴァンタン」、価格はベース車比35万円高の334万円。限定30台が、全国14拠点にある「ルノー・スポール スペシャルディーラー」のみで販売される。ルノーの販売店ならどこでも買える、というわけではないのでご注意。

スペックや販売ディーラーについての詳しい情報は、以下のルノー・ジャポン公式サイトへどうぞ。

「RENAULT JAPON Official Web Site」