変わりつつあるコンセプトカーの未来は?

上の写真はコンセプトカー「キャディラック・シックスティーン」 少し前まで、オートショーで発表されるコンセプトカーといえば、コストや安全性などの厄介な問題に関係なく、ユニークで目を引くデザインが主流であったが、最近では多くのオートメーカーが派手なコンセプトカーを避けはじめているようだ。

車情報サイト『Ward Auto』のバイロン・ポープ氏は、どうして多くのオートメーカーが奇抜なコンセプトカーの製造を止めたのかを、フォードトヨタホンダなどで働く多くのデザイナーたちにインタビューをした。


すると、原因は当然のことながら、現在の経済情勢にあった。コンセプトカーの開発には巨額のコストがかかる上、ほとんどのメーカーは、現代人の心をとらえないものに資金は費やしたくないと考えているのだ。

しかし、まだ希望はある。ポープ氏によると、この業界ではデザインの流行は周期的に繰り返すという。1929年に始まった大恐慌からの数年間、コンセプトカーは現実的なものへと姿を変えたが、その後、GMが主催した世界的なオートショー「モトラマ」が出現、そこには未来をイメージした斬新なデザインのコンセプトカーがあふれていた。

同様に、1970年代のオイルショックの時も、派手なコンセプトカーの人気が落ち込んだが、1980年代後半から1990年代前半にかけて復活してきたのだ。だから、不況に嘆く今現在を乗り越えれば、その先にド派手なコンセプトカーの時代はまたやってくるはずだ。その時には、きっとあなた好みのコンセプトカーに出会えることだろう。