高齢者マーク、「もみじ」から「クローバー」に
警察庁は19日、高齢者ドライバー向けのマークとして、現在の「もみじマーク」に代わって四つ葉のクローバーとシニアの「S」を図案化した新しいデザインを採用すると発表した。

通称「高齢者マーク」と呼ばれる「高齢運転者標識」は、75歳以上の人が普通自動車を運転する場合、これを車両に付けることが道路交通法で定められている(タクシーも例外ではない)。また、70歳以上75歳未満の人なら「加齢に伴って生ずる身体機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがある」場合はこのマークを付けて運転するように努めなければならない。

1997年に努力義務として導入された「もみじマーク」だが、枯れ葉のように見えるなどの理由から不評だったため、2009年に代替案を公募。寄せられた約1万4000点の中から大阪市在住のグラフィック・デザイナー松山幹生さんの案が選ばれ、これに警察庁の有識者委員会が微修正を加えたものが今回採用されることになった。

四つ葉のクローバーといえば、アルファ ロメオ・オーナーなら高性能版の証として付けられる「クアドリフォリオ」を思い出すだろう。あのマークもそもそもは「幸運のお守り」としてレースから無事に帰ってくることを祈って付けられたもの。
高齢者の方々が無事に運転されることを祈るという意味も考えられるこの新マークなら、枯れるのを待つだけの「もみじ」より好意的に受け入れられるかも知れない?
もちろんマークを貼るだけで安全になるわけではなく、大事なのは運転者の技能と意識であるということは高齢者だろうがレーシング・ドライバーだろうが同じこと。

ちなみに青地に白の「身体障害者標識」も四つ葉のクローバーだと思われがちだが、あのハート型の葉はカタバミだそうだ。