【東京コンクール・デレガンス2010】電気スポーツ・カー「テスラ・ロードスター」!
多数のヴィンテージ・カーと一緒に、「東京コンクール・デレガンス」の会場には21世紀の電気スポーツ・カーも展示されていた。レオナルド・ディカプリオが「トヨタ・プリウス」から乗り換えたことで知られる(?)「テスラ・ロードスター」である。

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今回展示されていた車両は高性能版の「テスラ・ロードスター・スポーツ」。今年4月に日本向けとして12台(価格はなんと1810万円)発売されたものと同じ仕様だ。
ロータスが開発を担当した接着アルミニウム製シャシーに、375ボルトAC誘電モーターとノートパソコン用リチウム・イオン電池を6831個(セル)搭載。最高出力292ps・最大トルク40.8kgmという数値はガソリン・エンジンなら4リッターV8並みというところか。それがマツダ・アクセラより軽い1238kgの車体に載っているのだから遅いはずがない。最高速度は212km/hとやや控えめだが、0-60マイル(96km/h)加速は3.7秒とポルシェ911ターボ並みである。

日本での販売について担当の方にお話を伺ってみると、「今年4月に12台を販売したところ、おかげさまで売れ行きは好調」とのこと。ただし、一部報道ではすべて売約済みと言われていたが「まだ在庫は若干残っている」そうだ。
今後の販売計画としては「10月にショー・ルームをオープンし、それをもって正式ローンチとする」という。現在でも試乗車は用意されており、月に1、2度の試乗会を開催しているとのこと。ちなみに購入する人は、ほとんど全員が試乗してから買うそうである(当然か)。
電気自動車は、バッテリーをはじめ急速に技術が進歩している商品である。興味はあるけれどまだ待った方がいい、と買い控える人も多いのではないかと思えるが、テスラの顧客は「いま(電気自動車を)買うのがステータスと考える方々」だそうで、そうしたユーザーに対し「バッテリーのアップ・グレードを行うことも考えている」とのこと。

この日、展示されていた2台の「ロードスター・スポーツ」は、基本的には同じモデルである。シルバーのクルマが、ボディの各部にカーボン・ファイバーの繊維が露出しているのは「クリアコート・カーボン・ファイバー・ボディ・アクセント」というオプションで、そこだけカーボン・ファイバーのパーツを取り付けているわけではない。テスラ・ロードスターのボディ・パネルは(ロータス・エリーゼなどのFRPと違って)標準仕様でも全てカーボン・ファイバー製である。この辺りも高価格になる一因なわけだが、何しろ「買うことがステータス」なクルマなので、わざわざFRPにしてコスト・ダウンする必要もないのだろう。

また、テスラ・モーターズと言えばトヨタとの提携が日本でも話題になったが、トヨタの販売店でテスラのクルマを売ることは「考えていない」そうだ。

今後の試乗会は8月22日の9:00〜12:00と、9月2日の16:00〜19:00に予定されている。
興味をお持ちの方は公式サイトの日本向けページまでアクセスしていただきたい。