【東京コンクール・デレガンス2010】クラスB優勝の「オーバーン 851 スピードスター」
「東京コンクール・デレガンス」クラスBの優勝には、「オーバーン 851 スピードスター」が選ばれた。
クラスBは、1931年から1945年までに作られた「クラシック・クラス」の車両が対象になる。

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この頃になると自動車のエンジンは多気筒化や過給器が一般化し、さらなるスピードが追求された。またデザインの面でも、美しい流線型や豪華で華やかなスタイルを纏った車両が数多く生まれ、人々は "速さ" と "美しさ" で豊かさを競い合った。

「オーバーン」は、1900年にアメリカのインディアナ州オーバーン市で創立さたれた自動車メーカー。'20年代初めに経営不振に陥り、1924年に自動車ディーラーだった実業家エレット・ローバン・コードが経営者となりこれを建て直した。彼はその後も「デューセンバーグ」を買収した上、自らの名を冠した「コード」という自動車ブランドを立ち上げ、さらに航空機製造会社なども設立し「コード帝国」と呼ばれる複合企業グループを築き上げる。

超高級車だったデューセンバーグに対し、オーバーンはより大衆向けで価格も安かったという。この「851スピードスター」は、150HPを発生するライカミング製直列8気筒スーパー・チャージャー付きエンジンを搭載し、当時70ものスピード記録を更新した。ボート・テールと呼ばれる流麗なスタイルは、アメリカの著名なカー・デザイナー、ゴードン・ビューリグによるもの。
1984年公開の映画「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」では、上海でカー・チェイスを繰り広げる場面に登場しているので、見覚えのある方もいらっしゃるのでは?