黄色信号で交差点を突っ走るのは、追い越し車線のドライバーより、走行車線のドライバー!

アメリカでは現在、信号無視の取り締まりが強化されている。この背景には州の財源を増やすために、信号無視の罰金を増やしたいという行政側の思惑もあるようだ。実際に、黄色信号の点灯時間が短いこともあり、ドライバーは赤信号で交差点を通過し、結果、信号無視を取り締まる赤信号カメラに撮影され、罰金を科されている。

今回、シンシナティー大学とオハイオ州の運輸省は、黄色信号に差し掛かった時にドライバーがどういう行動に出るのかを調査をした。調査対象としたのはオハイオ郊外の4つの交差点で、高速で交差点に近づき、止まるかどうか迷う"ジレンマゾーン"の黄色信号に引っかかった時、なんと1500人以上のドライバーがアクセルを踏み込んだという。その他にも、非常に興味深い調査結果が出ているので下に紹介しよう。

・左側の車線(追い越し車線)にいるドライバーは、黄色信号で停車する傾向にあり、右側の車線(走行車線)にいるドライバーは停車しない傾向にあった。

・黄色信号の点灯時間が長いと、黄色信号で多くのドライバーが交差点に突っ込む。

・ 制限速度の高い道路の方が、黄色信号で交差点に進入する確率が高かった。事実、制限速度が80kmの道路よりも90kmの道路の方が、より多くのドライバーが黄色信号で交差点を通過している。

・大型トラックは、ピックアップトラック、SUV、ライトバン、セダンよりも黄色信号で交差点に突っ込むことが多かった。しかし警察の記録によれば、トラックの運転手が信号無視で出頭を命じられることは少ない。

アメリカでは追い越しレーンや走行レーンといった、車線に対する認識が低いため、どれだけたくさんの車線があっても、ドライバーは各々感覚で各車線を走行することが多く、黄色信号に差しかかった時、人によって違った対応を取る傾向にあるようだ。我々の感覚では、青信号のうちに渡ろうとブッ飛ばすドライバーと、信号が黄色に変わる前でさえ減速を始めるドライバーは同じくらいの数がいるはずだ。今後もこのような調査が続き、交通マナーが向上することを期待したい。