【ビデオ】フィアット500、新しい2気筒エンジンを搭載!
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「フィアット500」に新しい2気筒エンジンを搭載したモデルが登場した。わずか875ccの排気量に、吸気バルブを電子油圧制御する自慢の新技術「マルチエア」を採用することで、25km/リッターの燃費(市街地)と92g/kmにまで押さえたCO2排出量を達成しているという。

以前お伝えしたように、2気筒+マルチエアで「ツイン・エア」と呼ばれるこのユニットは、875ccの排気量とターボチャージャーの組み合わせから、最大出力85ps/5500rpmと最大トルク14.6kgm/1900rpmを発生する。これは現在日本で販売されているフィアット500の1.2リッター版を軽く上回る数値であり、トルクでは1.4リッター版さえ凌駕する。注目すべきはその最大トルクを発生する回転数がわずか1900rpmと極めて低いこと。この低速で豊かなトルクを紡ぎ出すエンジン特性が、省燃費・低排出ガスに有効であることは間違いない。ただし、現行の1.4リッター搭載車(100ps/6000rpmと13.4kgm/4250rpm)の方が、エンジンを高回転まで使って走らせる楽しさでは勝っているかも知れない。だがそれも(イタリアの小型車においてさえ)"前時代的" な楽しみとなりつつあるのだろうか。
ついでに動力性能についても触れておくと、0-100km/h加速は11秒、最高速度173km/hと発表されており、1.4リッター・モデルの10.5秒と182km/hをやや下回る結果になっている。もっとも、1.4リッター搭載モデルの弱点である最小回転半径(5.6m)は、2気筒エンジンならずっと小さくて済むはずだ。

アウディA1シトロエンDS3、そして近々発表される "ニュー" ニュー・ビートルなどの新たなライバルたちに、フィアットはこれまでの常識とは逆に "排気量ダウン" で対抗するつもりらしい。
ツイン・エア搭載のフィアット500は、ヨーロッパでは今秋発売される予定だが、今のところ日本導入は未定である。