7月22日から25日にかけて、東京都立潮風公園にて「東京コンクール・デレガンス2010 Supported by ダイナースクラブ」が開催される。
日本国内にあるクラシックカー約50台が招待され、その美しさと希少性、オリジナル性の高さを競うこのイベント、豪華な審査員にも注目だ。

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コンクール・デレガンスとは、1970年代中頃までに製作されたクラシックカーの中で、特に美しく学術的見地からも希少性の高いクルマを一堂に集めて展示し、デザインの優美さや気品はもちろん、保存状態の美しさ、販売当時のオリジナル・コンディションの遵守、歴史的な由緒などを、有識者からなる特別審査員や一般来場者の投票によって競う "大人のためのクラシックカー・イベント" 。イタリアの「ヴィラ・デステ」やアメリカの「ペブルビーチ」が有名だ。

展示されるクルマたちは、絵画や彫刻なら美術館に飾られているような名車揃いで、世界に1台かまたはほんの数台しか存在していない稀少なものばかりだ。その多くは個人所蔵のため、こうした機会でもないとなかなかお目にかかれない。
欧米の「コンクール・デレガンス」といえば、クルマ好きのセレブたちがドレスアップして集まり、自慢のコレクションを披露したり、クラシックカーの美を鑑賞しながら談笑する姿を思い浮かべるが、今回で3回目となる「東京コンクール・デレガンス2010 」では初めて一般来場者からの投票も実施され、しかも入場料は嬉しいことに無料。ぜひお気軽に足を運び、美しさと歴史の面からクルマの魅力に触れてみてはいかがだろうか。

審査員の顔ぶれも実に豪華で、内外の著名なカー・デザイナーやジャーナリストの方々がお名前を連ねている。何人かご紹介しよう。

まず特別審査委員長のレオナルド・フィオラバンティ氏。1964年から23年間ピニンファリーナに在籍し、チーフ・デザイナーとして数々のフェラーリを手掛けた。その代表作には"ディーノ"から"デイトナ"、"BB"、308と328、288GTOやF40まで、スーパーカー・ブーマーなら忘れることが出来ない傑作ストラダーレがずらりと並ぶ。87年に自らの名を冠したデザイン会社を設立。最近では2009年に日本のエンスージアスト平松潤一郎氏のためにワンオフで制作されたフェラーリ「SP1」のデザインを担当した。
そして奥山清行氏は、そのピニンファリーナで日本人で初めてチーフ・デザイナーに就任し、エンツォ・フェラーリやマセラティ・クワトロポルテをデザインした人物。現在では眼鏡や家具、電車、航空機、ロボット、テーマパークまで幅広く工業デザインを手掛ける。2008年にはオリジナル・デザインのスポーツカー「K.O 7」を発表、世界限定99台が発売された。
中村史郎氏は、日産デザインの顔としてTVCMでもお馴染み。1999年にカルロス・ゴーン氏の招きにより、いすゞから日産に移籍。2000年からデザイン本部長に就任し全ての日産車のデザインに係わる。現在は常務執行役員、チーフ・クリエイティブ・オフィサーの肩書きを持つ。
ポリフォニー・デジタル代表取締役兼プレジデントの山内一典氏は、プレイステーションの人気レース・ゲーム「グランツーリスモ」シリーズの生みの親。自身もかなりのクルマ好きとして知られ、復刻版「フォードGT」など多数所有しているそうだ。

一般公開が始まる23日には、レオナルド・フィオラバンティ氏の講演会が予定されている。また最終日の25日にはチャリティ・オークションが開催されるとのこと。

「東京コンクール・デレガンス2010」に関する詳しい情報はこちらの公式サイトをご覧いただきたい。