環境と交通の問題に取り組むイギリスのNPO「the Environmental Transport Association」が発表した「Green Car Awards 2010」で、トヨタの「 IQ」が大賞に選ばれた。

これはイギリスで販売されている1300以上の車種から、馬力や排出ガス、燃焼効率、さらには発生される騒音まで調べ、「最もグリーンなクルマ」を購入するためのガイドとして作成されているもの。2007年にはホンダ・シビック・ハイブリッド、2008年にはトヨタ・ヤリス(日本名ヴィッツ)、2009年にはホンダ・インサイトが受賞している。
さらに2010年の各部門ごとに見てみると、「スモール・ファミリー・カー」部門でホンダ・インサイトが、「スーパー・ミニ」部門でトヨタ・ヤリスが賞を獲得した(その他各部門の受賞車はこちら)。

ちなみに現在の「グリーンカー・トップ10」は以下の通り。


1. トヨタ IQ
2. ホンダ・インサイト
3. フォルクスワーゲン・ポロ
4. トヨタ・ヤリス
5. トヨタ・プリウス
6. ニッサン・ピクソ
7. スズキ・アルト
8. ホンダ・シビック・ハイブリッド
9. フォード・フィエスタ
10. マツダ 2(日本名デミオ)

ご覧の通り、3位と9位を除く8台を日本車が占めるという結果になっている。
6位のニッサン・ピクソとはマーチよりも小さな欧州向けのモデルで、7位のスズキ・アルト(国外向けモデル)がベースのOEM供給車だ。どちらも996ccの直列3気筒エンジンを搭載しており、日本では販売されていない。
5位のトヨタ・ヤリスと10位のマツダ2も、日本で売られているヴィッツやデミオには存在しないディーゼル・エンジン仕様。大賞を獲ったトヨタIQについても厳密に言えば5速MTを搭載する日本未導入車だ。

以上のように、せっかく日本車が健闘しているにも関わらず、その多くは日本で買えるモデルとは少なからず異なる。リッターあたり24kmも走り6速MTを搭載するディーゼル仕様のヴィッツなど、日本にもあれば是非欲しいという人もいるのではないだろうか(決して多くはないだろうが)。

ただし、この「トップ10」は、あくまでも「環境に優しいこと」のみに焦点を絞って選考されている。乗り心地、実用性、ドライバビリティ、ハンドリング、パッケージング、スペース・ユーティリティ、デザインの美しさなどはまた別の問題だ。なるべくグリーンなクルマを買いたいと思っても、多くの人はなかなかそれだけではクルマを選べない(選ばない)。価格や動力性能などと一緒に複合的に比較する条件の1つとして、参考にしていただければ十分だろう。

ちなみに同時に発表されている「ワースト10」を見ると、こちらには1位のランボルギーニ・ムルシエラゴから10位のアストン・マーティンDBSまで、日本車は1台も入っていない。V12搭載のスーパーカーや巨大なベントレーが居並ぶこの中には、レクサスLFAが発売されてもランクインは難しそう(免れそう)だ。

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