1979年に「タミヤ」から発売された1/10電動RC(ラジオ・コントロール)カー「ワーゲンオフローダー」。これを1/1で製作してしまった人たちがいる。
1/1ということはつまり "実物大" ということで、本物の自動車「フォルクスワーゲン・ビートル」をベースに作られているのだが、これはあくまでも「1/10電動RCカーを10倍化したもの」だと主張するため(?)、10/1(実物の10倍)の送信機までご丁寧に添えられていた。

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製作したのはドイツでVW車のレストアやカスタマイズを手掛ける「BUG BOX」というショップのスタッフたち。実車のフォルクスワーゲン・ビートルに、FRPで作ったカウルやRCカーそっくりのファットな砂地用タイヤなどを装着し、ステッカー類まで(10倍で)再現している。リアには空冷フラット4エンジンが積まれているのが見えるので、やはりバッテリーではなくてガソリンで走るようだが‥‥。

タミヤの電動RCカー「ワーゲンオフローダー」は、電装系の部品が全て防水仕様のケースに収められ、サスペンションには自分でオイルを注入して調整するダンパーまで装備するという、当時の電動バギーとしては非常に凝った設計で、走らせる場所を選ばないことから、日本だけでなく世界中で人気を集めた。
モチーフとなっているのはフォルクスワーゲン・ビートルを改造してオフロード・レース仕様にした「バハ・バグ」と呼ばれるクルマ。アメリカ・カリフォルニアで開催されている「バハ1000」には、実際にこんなビートルが出場していたのだ。
1979年当時の価格は1万9,000円だったが、英語版ウィキペディアによると現在では箱に入った未組み立ての物なら2,900ドル(約27万円)から5,100ドル(約47万円)の値が付くという。タミヤでは今年の2月に復刻版を発売していて、こちらは3万7,800円だ。

さて、ドイツで作られた実車版ワーゲンオフローダーだが、今年の2月に開催された世界最大の玩具見本市「ニュルンベルク・トイフェア」に展示された後、日本に上陸を果たしていたことが分かった。6月20日に静岡県「タミヤ掛川サーキット・オフロードコース」で開催される「タミヤ・バギーチャレンジ イン 掛川」の会場で、国内では初のお披露目となるそうだ。

とは言っても急な話であるし(お知らせするのが遅くなったことをお詫びしたい)、興味があってもこの日この会場に行けない人も多いだろう。
そこで今後の展示予定についてタミヤに尋ねてみたところ、"この車両はタミヤが買い取ったので、まだ具体的な日程は未定だが、今後も各イベントや本社ショールームにて展示されることになるだろう" とのことだった。ドイツに帰ってしまうわけではないらしいので、今回は見逃してもまた目にするチャンスはあるに違いない。

今後の予定についてはタミヤ公式サイトで決定次第発表があるはず。
かつて「ワーゲンオフローダー」を持っていた人も、欲しかったけれど買えなかった人も、RCファンの皆さんやビートル・マニアの方々も、ぜひ機会があれば一度ご覧いただきたい。"クルマの楽しみ方" の1つとして、何か参考になるかも知れない。

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