「日本の自動車メーカーで役員を務めるなら日産がベストである」。このように報じているのは、金融情報サイト『ブルームバーグ』。最新の記事によれば、日産自動車が2010年3月期に取締役員に支払った報酬は1人当たり平均1億4100万円で、トヨタ自動車の平均3752万円の約4倍、ホンダの平均4833万円の約3倍だったという。


なぜ日産はここまで高額な報酬を役員に支払っているのだろうか? 

1つには、日産が資本・業務提携を結ぶルノーが支払う役員報酬が影響している可能性が考えられる。つまり、日産の役員報酬はルノーの基準に合わせた結果ということだ。報酬額だけを見ると圧倒的に日産が上回っているが、トヨタホンダでは、報酬以外のものも支給されている。例えば、トヨタは1560万円相当のストックオプション(自社株)を報酬と合わせて支給することで、日産の報酬額との差を埋めようとしているらしい。

ちなみに、膨大な報酬額を支払っている日産だが、純利益や販売台数においてはトヨタやホンダに及ばず、昨年度は3社の中で最下位だった...。