オレンジ色と黒のコントラストが "レーシー" なこちらの小さなイタリア車は、「エニーズ・インターナショナル」が販売する「アバルト 500 エラボラッツィオーネ」。

Related Gallery:

これは、「フィアット 500」の高性能版「アバルト 500」に、イタリアの自動車部品メーカー「マニエッティ・マレリ」が開発した専用パーツをふんだんに盛り込み、チューンの度合いをさらに引き上げたコンプリート・カーだ。ノーマルの135psから162phまで引き上げるアドオン・コンピュータをはじめ、バイパス・バルブ付きデュアル・エグゾースト・システム、足回りには前後とも20mm車高を下げるスプリング、ブレンボ製ドリルド・ブレーキ・ディスク、マット・ブラックに塗られた17インチ・ホイール、そして60年代の音質を再現したホーンまで、マニア垂涎のパーツを多数装着。インテリアはボディ同色スティッチが入ったレザーで貼り替えられ、フロアマットとシート・ヘッドレストには "Elaborazione" のロゴが刺繍される。

企画に携わったスペシャル・ショップ「アミコーネ」の方に訊いてみたところ、この「エラボラッツィオーネ」はコンプリート・カーとして提案されているものだが、既にアバルト 500を所有する人は、車両を持ち込めばこれと同じ仕様に仕上げてもらうことも可能だそうだ。あるいは欲しいパーツだけを別々に購入・装着することもできるという。

コンプリート・カーとしての販売価格は400万2,100円。レザー・インテリアとボディ・カラーはオプションで、それぞれ31万5,000円と42万円。エラボラッツィオーネ・キット(アドオン・コンピュータ、エグゾースト・システム、ブレーキ・ディスク、スプリング)としての販売は49万6,650円となっている(この場合は取り付け費用別途必要)。

アバルト 500にはメーカー純正のチューニング・パーツがセットになった「エッセ・エッセ・キット」というものが用意されているが、これは車両の購入時に同時に取り付けるか、または購入後1年未満かつ走行距離2万km以下の状態でないと取り付けることができない。マニエッティ・マレリのチューニング・パーツは、いつでも後から装着できるところが、既存のオーナーには嬉しいところだ。

「アミコーネ」の方によると、このエラボラッツィオーネはイタリアで開発されたパーツを使って日本でコンプリート・カーとして企画した物で、マニエッティ・マレリからは「日本限定販売」ということで承認を受けているそうだ。
チューニングの要点はスロットル・レスポンスの改善。やみくもにパワーを上げるのではなく、アクセル・ペダルを踏んだときのエンジンの反応を上げることで、体感的に "速い" と感じさせるものになっているそうだ。「エッセ・エッセ・キットよりレスポンスがいい」のが自慢。また、燃費も悪化せず、兵庫県から東京ビッグサイトまで自走して来たときの燃費は17km/リッターだったという。

ちなみにアバルト・ディーラーが組み込む「エッセ・エッセ・キット」は取付費用込みで46万2,000円。こちらは17インチのタイヤとホイールが付くが、排気系までは含まれない。
マニエッティ・マレリのエグゾースト・システム単体で約20万円もすることを考えれば、エラボラッツィオーネ・キットが特に高いというわけではなさそうだ。ホイールは自分の好みで選びたいという人もいるだろう。

「アミコーネ」では、ノーマルな「フィアット 500」も扱っており、日本仕様には用意されていないマニュアル・ギアボックスも注文できるという。1.4リッター・モデルは「エンジンが重く、ハンドルの切れ角が小さい」から「(エンジンを)回せば全然遅くない」1.2リッター・モデルがお薦めだそうだ。フィアット 500の購入をお考えの方はご参考までに。