ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(以下、TLC)が、イエローキャブに代わる新しいタクシーを募集すると発表したのはおよそ2年前。TLCは専用のウェブサイトを開設し、時代のニーズに応えるクリエイティブな新型車両のアイデアを募った。

その際に掲げられた、ニューヨーク市の「未来のタクシー」に求められる基本条件は下記にあるシンプルな内容だった。


・最高の安全基準を満たしていること・乗客が優れた乗り心地を体験できること
・運転しやすい快適な操作性を備えていること
・購入価格および維持費、修理費が適正であること
・環境に優しいこと(低排ガス、低燃費)
・小型で軽量であること(車内空間はより広く)
・米国障害者法の規定を順守していること
・ニューヨーク市の新しいタクシーとしてアイコン的なデザインであること

そして、この2年間に集まった数々のアイデアの中で、最も面白いのが『Unicab』と名付けられた車だ。上記のガイドラインをすべて満たすべく生まれたUniCabは、何もかも目新しく、イエローキャブから引き継いでいるのは色だけだ。乗客席は4人分あり、車いす用の自動スロープが付いている。また、車内にはディスプレイが設置されており、目的地までのルートや途中にある街の見どころを映し出すことで、窓側でなくともニューヨークの景色を楽しむことができる。

今のところデザイン画しか公開されていないが、Unicabは将来的にタクシーの概念を大きく変え、「タクシーの利用」が洗練された環境に優しい行為になるかもしれない。