【SIS】フェラーリF430を
「SIS東京スペシャルインポートカーショー2010」出展車両の中でまずご紹介するのは、滋賀県にある「Auto Veloce」が手掛けたフェラーリF430。これはオリジナル・ブランド「SVR (Super Veloce Racing)」シリーズの最新作で、この日が初披露となる。自らデザインを手掛けたという谷社長に直接お話を伺った。

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まず、このデザインのコンセプトについては「(フェラーリを)よりスーパーカーらしく」、さらに「レーシーな感じ」を加味することを狙ったそうだ。
また、少々不躾な質問となるのを承知で「(デザインするにあたり)意識したスーパーカーは?」と訊いたところ、「ランボルギーニ」の名前を挙げられた。確かにフロント・バンパー辺りにその影響が見られる。その理由として「フェラーリは昔からどちらかと言えば女性的なデザインなので(それはそれで美しい が)、あえてもっと "男性的" なイメージに仕上げたかった」とのこと。
ただし、このエアロ・パーツは見た目だけを重視したものではなく、有効なダウンフォースを発生し「高速で、フロントがはるかに安定するようになる」そう だ。「260km/hを超えてもピタッと安定する」とか。
今回のショーで公開して、反応は?と訊くと「"430も、アリだね" という声が聞かれた」と谷社長は満足そうだった。

ノーズの下半分をブラック・アウトしたフロント部は、確かに "スーパーカー的" な迫力が増している。対してリアはディフューザーとウイングという機能パーツが目立ち "レーシー" だ。写真では分かり難いかも知れないが、やや朱色に見えるボディ・カラーは、フェラーリのF1マシンと同じ「ロッソ・スクーデリア」という赤。これにホ イールやカーボン・パーツの黒が組み合わされ、緊張感のある独特の雰囲気を感じさせる。その反面、元来フェラーリが持つ優美さ・艶やかさは影を潜め、フェ ラリスタの中では好みが分かれるかも知れない。

価格はまだ未定だそうだが、「フロント60万、リア60万、サイド40万、取り付けと塗装を合わせて、だいたい200万円くらい」を予定しているとのこ と。カーボン・ファイバー製になるとこれの約2割ほど高くなるそうだ。

フェラーリに "男のスーパーカー" を求める貴兄には、一見をお薦めしたい。