【SIS】「Auto Veloce」が手掛けた2台のフェラーリ
「Auto Veloce」のブースには、F430の前に手掛けた「フェラーリ・チャレンジ・ストラダーレ」と「フェラーリ 360スパイダー」の2台も同時に展示されていた。

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「チャレンジ・ストラダーレ」に装着されていたのは、Auto Veloceがフェラーリ用に独自開発したエアロパーツの第1号で、「SVR」というオリジナル・ブランドの先駆けとなった製品。見ていただければ分かる通り、この頃はフロント・リップ・スポイラーとサイド・スカートのみで、ベース車のバンパー等はそのまま残し、そこに追加という形で取り付けるだけのものだった。バンパー自体には手を加えていないので、外せばいつでも元の状態に戻せるという。ただし、これは「チャレンジ・ストラダーレ」のバンパー専用に作られているため、"普通の" 360モデナには装着不可とのこと。

フェラーリ・チャレンジ・ストラダーレとは、360モデナをベースに、ワンメイク・レース「フェラーリ・チャレンジ」やFIA GT選手権などレース用車両の開発で得たノウハウを注ぎ込んで製作された、いわば「ロードゴーイング・レーサー」のようなモデル。360モデナの「走りに振った硬派仕様」だ。特徴は360モデナより110kg軽量化された車重と、50%向上したダウンフォース、そして26psパワーアップされたエンジン。
だが、レース用のチャレンジ仕様と違って、チャレンジ・ストラダーレはリア・ウイングを持たない。だからAuto VeloceではGTウイングも用意した。
価格はリップ・スポイラーが378,000円、サイド・スカートが252,000円、GTウイングが315,000円。以上全てウェット・カーボン製となる。GTウイングにはドライ・カーボン製もあり、こちらは567,000円(全て税込み価格)。

Auto Veloceがチャレンジ・ストラダーレの次に製作したのは、360モデナ用パーツだったそうだ。今回の展示車両は「モデナ」ではなくオープン・トップの 「スパイダー」だったが、装着されるパーツは基本的に同じもの。
フロントは今度はリップ・スポイラーに留まらず、エアロ・バンパーそのものをFRPで製作。専用のアンダー・バネルも付く。リアには大型のディフューザーが開発された。価格はフロント・バンパー、サイド・スカート、リア・ディフューザーのセットで131万2,500円(税込)。別途オプションとして各部カーボン・ファイバーで加工することも可能だそうだ。GTウイングにはモデナ用とスパイダー用があり、どちらもチャレンジ・ストラダーレ用と同価格。

こうして3台を並べて見比べると、徐々に進化していくと同時に、段々モディファイが大掛かりになっていく過程が分かって興味深い。
フェラーリからは、間もなく新型モデル「458 イタリア」が発売される。谷社長とAuto Veloceでは、これを次はどのように料理するのだろうか!?