今回は、皆さんがあまり知らない自動車業界の裏側を少しご紹介したい。兼ねてから予想されていたことだが、現在、自動車業界では電気自動車やそのシステムを開発するメカトロニクス・エンジニアが不足している。

実際、電気工学や機械工学の技術者はたくさんいる。だが、業界が切実に求めているのは、その両方に長けた人間、つまり電池制御やアルゴリズムの知識のあるエンジニアなのだ。


将来のエンジニアを育成するために、デトロイト近郊の大学ではこれらの知識を取得させる学科を作ったり、開校を予定したりしているという。だが、将来的な人材を待っていられず業界内では、高い能力を持つエンジニアの引き抜き合戦が繰り広げられているという。

深刻な人材不足に陥ってはいないクライスラーのような大手であっても、新車の生産計画が数年遅れることがあるとのこと。中小メーカーは、優秀なエンジニアを大手メーカーに高待遇で引き抜かれやしないかと、日夜気が気でないようだ。これからのメカトロニクス・エンジニアが高給取りになることは間違いないので、我が子が電気や機械に興味を持つようなら、応援するのが得策かもしれない。