先日開催された「マロニエ・オートストーリー」には、現代のクルマも数多く参加していたが、そのどれもがクラシック・カーに負けないような強い個性を放っていた。
ここにご紹介する「SPOON S2000」もそんな1台。
ホンダ車のチューニングで有名な「SPOON」が手掛けた「ホンダ S2000」である。

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S2000は、ホンダが「S800」の後継車として29年ぶりに作ったフロント・エンジン/リア・ドライブのスポーツカー。1999年の発売以来11万台(国内2万台)以上が販売されたが、昨年惜しまれつつ生産終了した。
特長は、9000回転まで回り1997ccの排気量で250psを絞り出した(前期型モデル)直列4気筒VTECエンジンと、オープン・ボディながらハイXボーンフレーム構造の採用によって得られた高いボディ剛性だ。
SPOONは、このS2000で「スーパー耐久シリーズ」に参戦し、レースで得られたノウハウを基にS2000用のチューニング・メニューやパーツを開発している。それらを集約して作り上げた "デモカー" 的な存在が、このSPOON S2000であると言えるだろう。

まず目を惹くのはファストバック・クーペのようなスタイルのハード・トップ。オープンの開放感は失うが、代わりに空力性能は向上する。これは低燃費化にも効果があり、24時間耐久レースではピットストップを2回も削減できたという。
さらに、フロント20mm/リア25mm拡幅したワイド・フェンダー、「S耐」仕様のボンネットとバンパー、カーボン・ファイバー製のディフューザーなど、ボディに付加されたパーツは多岐に及ぶ。
足元で確認できるのはRAYSの18インチ・ホイールとSPOON製ブレーキ・キャリパー。内装では赤いRECAROシートが装着されていた。

隣りに見える黒いクルマは1960~70年代のシトロエンDSだが、こんな2台が並ぶところが、このイベントの面白さである。


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