GM EN-V from autocosmos.cl on Vimeo.


GMとセグウェイが提携して開発された2輪電気自動車、P.U.M.A(The Personal Urban Mobility and Accessibility)を覚えているだろうか?
2009年4月にニューヨークオートショーでデビューし、その斬新で刺激的なスタイルで話題となったのは記憶に新しい。
さて、そんなPUMAをプロトタイプとし、中国市場への販売に向けたコンセプトカーEN-V Concept(Electric Networked-Vehicle Concept)が登場した。 EN-V Conceptは中国市場においてGMと合弁先である上海汽車(SAIC)と共同で、 上海万国博覧会のSAIC-GMパビリオンにて5月1日から10月31日まで展示される予定だ。 EN-V Conceptに搭載される2輪のインホイールモーターのシステムは、セグウェイのような安定した急旋回を可能にし、 中国の旧市街の狭い路地での走行に適しているようだ。
EN-V Conceptのスペックは、
全長 約1.5m
重量 500kg以下
バッテリー リチウムイオンバッテリー
航続距離 フル充電で約40km

特筆すべき点はElectric Networked-Vehicleの名の通りGPSを利用した車々間通信によるフルオート走行が可能なコンセプトを提唱している点。
デザインは、日産のコンセプトカーのPIVO2を彷彿とさせる近未来的なデザインで、 マスコットキャラクターテーマソングパビリオンのデザインなど上海万国博覧会とに共通の方向性が見受けられる。
最高速度は未公表で、セグウェイから類推すると速度はあまり出なさそうな印象。

オリジナルであるセグウェイは先端技術や特許の塊ともいわれているが、 その発展版のP.U.M.Aが対外的に著作権や特許問題を抱える中国に売られるという事実は非常に興味深い。
P.U.M.Aの存在は、中国市場の発展をグローバル企業にはもはや無視できないという事実の象徴かもしれない。

一方で、一度破綻したGMの背に腹は変えられない台所事情が特許問題を抱えたままの高リスクな判断をせざるをえなかった可能性も。
実用化で行くのか、単なるコンセプトカーで終わるのか、今後の行方はおもしろそうだ。

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