F1の世界では、マシンの軽量化に各チームとも日々しのぎを削っている。しかし肝心のドライバーがウエストに脂肪を蓄えていたら、莫大な開発コストは水の泡だ。当然、経営陣がこれを見過ごすわけにはいかないだろう。

ルノー・チームに今季から加わった新人ヴィタリー・ペトロフは、ロシア出身の大柄なドライバー。しかし同じ身長のチームメイトのロベルト・クビサよりも体重が10kgも重いのだ。

クビサは古巣BMWザウバーで厳しい食事療法に取り組み、その減量効果を目覚ましい成績につなげた選手。それに引き換え、ペトロフは先週末の中国GP戦でようやく初完走を果たし、ポイントを獲得したものの、開幕から3戦連続でリタイアしている。

報道によると、最近ルノー・チームはペトロフに減量を命じたという。ドライバーの体重が軽くなれば、F1規定内のバラストをより多く積むことができる。つまり、重心をできるだけ低くセットアップできれば、それだけでドライビングに有利なのだ。果たして彼は減量に成功できるか?