「ノスタルジック2デイズ」の会場では、4日に俳優の哀川翔氏率いる「TEAM SHOW」の2010年体制発表が行われたこともあり、昨年から引き続き今年も哀川氏がドライブする「フォード・フィエスタ」が展示されていた。

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「フォード」といえばアメリカの自動車メーカーというイメージが強いが、「フィエスタ」は欧州フォードが開発した、いわゆるBセグメントのスモールカー。2002年に登場した3代目にあたるこのモデルは、「マツダ・デミオ」と共通のプラットフォームを採用していた。日本にも2004年から輸入されていたが、残念ながらフォード・ジャパンが欧州フォード車の取り扱いを中止したため、2007年以降は我が国で販売されていない。
欧州フォードはラリーにおける活動が伝統的に盛んで、フィエスタもフォードのワークス・チーム「M-SPORT」の手でラリーカーが作られた。TEAM SHOWのフィエスタはその2005年モデル。今年はアジアパシフィックラリー選手権第2戦「ラリー北海道」および全日本ラリー選手権に投入されるという。

ベース車となるのは「フィエスタST」。フォードの中でもモーター・スポーツ活動や高性能バージョンの開発を受け持つエンジニア集団「チームRS」が作り上げたフィエスタのホット・バージョンだ。日本にも一時期少数が輸入され、マニアの間で人気を博した。
全長3920mm×全幅1680mm×全高1445mmというサイズは、兄弟車の先代マツダ・デミオとほぼ同等(やや低い)。このコンパクトな車体に、最高出力150psと最大トルク19.4kgmを発揮する1998cc直列4気筒DOHCエンジンを搭載している。デミオにアテンザのエンジンを積んだようなものである(そんなクルマあったら欲しいという人もいるのでは?)。

TEAM SHOWのフィエスタはエンジンのECUにマッピング変更を施し、M-SPORT製マフラーとエアクリーナーを装着。ギアボックスはシンクロ機構を持たないドグミッションだ。他にもクラッチディスク、LSD、ブレーキパッド、サスペンションなどM-SPORT製パーツの使用は多岐にわたる。
外観では大型の4連ランプ・ポッドと、ボディ左サイドに貼られた哀川翔氏主演映画「昆虫探偵ヨシダヨシミ」のロゴが目を引く。ちゃんと右ハンドルになっているのは、イギリス仕様がベースであるためと思われる。

TEAM SHOWでは日本を舞台にした世界ラリー選手権第10戦「ラリー・ジャパン」にも参戦を予定しており、その際には新型フィエスタをベースにした「フォード・フィエスタ グルーブR2仕様」を投入するという。

これでテレビのワイドショーなどが取り上げ、世間一般の注目が集まれば、フォード・ジャパンも考え直して、フィエスタをまた輸入してくれるかも知れない!?