驚異的なテクノロジーの産物である自動車。しかし、その輸送システムはいたって旧式だ。車種や納品先などが書かれた伝票は手作業で管理され、変更が発生する度に作業員が広大な保管場所を走り回って1台ずつ伝票を書き換えている。こうしたやり方は、煩雑でミスが起こる可能性も高い。
読売新聞が報じたところによると、この現状を改善するために、トヨタ自動車日産自動車三菱自動車が日本郵船と協力して、電子タグ(荷札)を活用した完成車輸送システムの開発に乗り出した。この新システムが実用化されれば、あらゆる産業に導入されている電子システム同様に在庫管理が効率化され、メーカーは在庫の把握がしやすくなり、ディーラーも欲しい車を手に入れやすくなる。

世界の完成車輸送の約30パーセントを担っている日本郵船。この電子タグには他にもホンダヒュンダイ起亜などの自動車メーカーや、日立、三菱電機といった家電メーカーも関心を示している。2013年を目指して開発が進められており、完成すれば輸送用タグの世界標準となることが期待される。