【ビデオ】アウディ「A1 competition kit」を公開!
アウディ「A1」といえば、発売を間近に控えたプレミアム・コンパクト。BMW MINIをライバルに据え、インゴルシュタットが放つ刺客だ。
そのA1に、アウディは過去にモータースポーツで活躍した「S1スポーツ・クワトロ」のイメージを重ね合わせ、「A1 コンペティション・キット」を製作。YouTubeの公式チャンネルで動画を公開している。


ラリーの世界にフルタイム四輪駆動を持ち込み、1984年にはドライバーとコンストラクター2つのタイトルを独占したアウディ・クワトロだった。しかし、ライバルたちがミドシップ・レイアウト+4WDのマシンをこぞって投入して来ると、フロント・エンジンのアウディは次第に苦しくなっていった。そこでアウディ・スポーツ・クワトロS1がWRCの次の舞台として選んだのが、アメリカ・コロラド州で開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」だった。

アウディA1が「コンペティション・キット」として纏ったカラーリングとゼッケンナンバー「1」は、1987年にワルター・ロールがドライブしたパイクスピーク優勝車をモチーフとしている。過去のモータースポーツにおける伝説を引っ張り出し、その威光を拝借するという手法は、現代の市場におけるライバル、MINIにならったものだ。MINIがボンネットに2本のラインを入れているのと同じである。言ってみればコスプレのようなものであり、クルマ版親の七光りとも言えるだろう。
そんなイメージ戦略が若い購買層にどれほど通用するのかは疑問だが、あの時代を知り、憧れた世代が、ダウンサイジングして乗ることも多い「プレミアム・コンパクト」であればこそ、ある種の層に刺さる演出なのかもしれない。

アウディ各モデルのネーミングは、基本的に標準モデルが「A+数字」、その高性能版が「S+数字」という方式を採る。もしA1にもスポーツ・バージョンが追加されるなら、それは往年のラリーカー同様「S1」という名前になるわけだ。

このA1 コンペティション・キットのビデオは、「S1」復活の予告なのだろうか!?