アルファロメオ「MiTo」に、待望のデュアルクラッチ式新型ATを搭載したモデルが登場。3月27日から先行予約が開始される。日本上陸は7月の予定だ。

この「Alfa TCT」と名付けられたギアボックスは、2系統のクラッチを持ち瞬時に変速可能な新世代のオートマティック・トランスミッション。駆動力の途切れを感じさせない加速と、トルクコンバーターを介さないダイレクトなフィールが楽しめると同時に、オートモードにしておけば最適なタイミングでシフトチェンジが行われることから省燃費性にも優れている。スポーツとエコの両立を目指したわけだ。


さらに今回、エンジンも新世代のユニットに移行した。
1.4リッター直列4気筒インタークーラーターボという基本スペックは不変ながら、電子制御油圧式バルブコントロールによって、スロットルではなく吸気バルブで直接吸入空気量を調整するという「マルチエア」を採用することで、低回転域のトルクを15%向上、燃料消費量とCO2排出量を10%削減したという。ただし、これまで使われて来たエンジン(今後もMTモデルの「Sport」には引き続き採用される)に比べ、最高出力は150psから135psへとダウンしている。
アルファロメオのマルチエア・エンジンには170psを発生するユニットもあるはずだから、今後「クアドリフォリオ」の名前で追加される可能性がないとはいえない(欧州では導入済み)。

Alfa TCTとマルチエア・エンジンを搭載したMiToの新グレードは、「Sprint」(288万円)と「Competizione」(305万円)の2種類。どちらもアルフィスタにはお馴染みの由緒あるネーミングだ。「コンペティツィオーネ」とは「競技」という意味で、イタリア車の世界では「レース用バージョン」のことを指す言葉であったはずだが、最近のアルファロメオは「8C コンペティツィオーネ」の様に、公道用モデルにもこの称号を与えることにしたらしい。 MiToの場合も、"競技用" というわけではなく、"豪華版" とでも言うべきものだ。「スプリント」との装備の違いは、ステアリングのパドルシフト、バイキセノン・ヘッドライト、レッド・ブレーキ・キャリパー、17インチホイール&タイヤなど。BOSE製Hi-Fiサウンドシステムをオプション装着できるのも、コンペティツィオーネのみである。

なお、3ペダルの6速MTと150psエンジンを搭載した既存モデル「MiTo 1.4 T Sport」(285万円)も(少なくとも当面は)継続して販売される。
パワートレーン以外の面でも、コンペティツィオーネとスプリントは後部座席が変更され5名乗車が可能になっていたり、ボディ・カラーに「グラフェィテ グレー」が選べたりといった違いがある。「スポルト」は相変わらず4人乗りで、カラーも赤・白・黒メタの3色のみ。ただし、こちらの方が40kg軽い。価格も安いが、アイドリング停止機能まで備える新グレードが念願のエコカー減税対象車になれば、支払い総額で逆転される可能性はある。

アルファロメオにはMiToより一回り大きなニュー・モデル「ジュリエッタ」の登場も控えている。リアシートに大人を乗せる機会が多いようなら、5ドア・ボディのこちらを待った方が良いかも知れない。


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