画像は欧州仕様車
5月に日本で発売されるシトロエンの小さな高級車「DS3」の先行予約が開始された。
まずは日本デビューのために設えられた5色の特別仕様車「DS3 Début Série(デビュー・セリ)」から予約を受け付ける。120psの1.6リッター・エンジンと4速ATの組み合わせで価格は255万円。受注は4月30日までの期間限定となる。


DS3は、MINIフィアット500などの「プレミアム・コンパクト」と呼ばれるジャンルに、いわばフランス代表としてシトロエンが投入したモデル。5ドアの小型車「C3」をベースに、内外装を高級かつ個性的に仕立てて3ドアとした。フィアットが「パンダ」を基に500を作り上げた手法に似ている。
先行して成功を収めているMINIやフィアットが、意図的に過去のモデルをイメージさせるデザインを採るのに対し、シトロエンは「アンチ・レトロ」を掲げこれらに挑む姿勢を見せている。「懐古趣味」を快く思わない "とがった" 人々を取り込もうという作戦だ。そのわりに名前だけは他の二者と同様、過去の名車からいただいて「DS」と名乗っているあたり訝しく思わないでもないが、DSとは「Different Spirit」の略であり(なぜか英語)、1955年に発表された「DS」の現代版、というつもりではないらしい。もっとも、独創的なハイドロニューマティック・システムを搭載し「宇宙船のような」と言われたかつてのDSを愛する人たちに、「これが新世代のDSです」と言って納得させるのは到底不可能だろう。

ハイドロもエアサスも持たず、機械的に見れば個性は乏しいと言わざるを得ないDS3だが、代わりにオーナーの個性を主張する豊富なオプションが用意されているのが特徴で、ボディ・カラーは11色、ルーフ・カラーは4色の中から組み合わせることが可能。さらにインテリアも2タイプのシート(表皮は本革、ファブリック、アルカンタラなど各種各色あり)、8種類のダッシュボード、7種類のシフトノブなど、複数のトリム素材・カラーから選べ、まさに "自分だけの仕様" が作れそうだ。とは言え、「真っ赤なボディに水色のルーフ」のような "奇抜過ぎる" 組み合わせは、選択不可能となっている。

先行予約となるDébut Sérieでは、あらかじめ決められた「おすすめの組み合わせ」に限定されるが、今後は日本でも自由に仕様を選択し注文することが出来るようになるという(納期が長くなる覚悟は要るが)。また、今回Début Sérieに用いられたコーディネートは、通常では注文できない組み合わせも特別に採用されているので、後から同じ仕様が欲しくなっても手に入れられる保証はない。
ただし、今後は150psの1.6リッター・ターボ・エンジン+6MTを搭載するグレードの導入も予定されているから、スポーツ・ドライビング派はあせらず待つことをお勧めしたい。

Début Sérieに好みの仕様がないという人は、こちらフランス本国のサイトに用意されたコンフィグレーターでお気に入りの組み合わせを探してみては?

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