スモールカーで日本のモータリゼーションを振り返る!トヨタ企画展「スモールカー大集合」
最近はガソリン価格が落ち着いてきた感があるものの、長く続く不況の影響で消費者の需要は大型ミニバン等のスモールカーへと回帰している。
このような流れを受けて、愛知県トヨタ博物館は、本日3月19日(金)より「スモールカー大集合」という企画展を開催する。 会場では戦前から現在までの間活躍してきた代表的なスモールカー12台の展示・走行披露ほか工作教室や写真撮影などのイベントも企画されている。
今回の展示では、日本の道路事情に適応した、いわゆる5ナンバー以下のスモールカーであるAセグメント・Bセグメント車が対象となっている。 プレスリリースからは開催にいたった理由を"昨今の地球環境保全への 動きに呼応して"と記載があるので、今後は低燃費エンジンのさらなる改良に期待出来そうだ。

開催概要は下記の通り
期間:2010年3月19日(金)~6月27日(日) 
場所:トヨタ博物館(愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41-100) 本館2階特別展示室
内容: スモールカー12台、模型、カタログ、ポスター、書籍などの展示
同時開催の走行披露、「スプリングイベント2010」の工作教室、写真撮影等の詳細日程については プレスリースを参照して欲しい。
スモールカー発展の歴史は、日本のモータリゼーションと深く関係している。
戦後日本は飛躍的な経済発展を遂げ、1955年に通産省(現経済産業省)が表明した「国民車育成要綱案(国民車構想)」により、 自動車は富裕層の贅沢品という状況から国民の足という方向へ変化。スモールカーは国民の生活に根付いた。
高度経済成長を経てバブルへと向かう時代には、シーマ現象に代表されるような車体の大型化が進んでいった。 同時にレジャーの多様化も進み、RVやステーションワゴン、ミニバン...と、国民の車のタイプは時代にとともに次々と変化していったのだ。

スモールカーのメリットを考えてみると、比較的安価な車両価格・維持費・ランニングコスト等が上げられる。一方で、 デメリットとしては、安全性確保の難しさ・低い積載量・狭い乗員スペース等が上げられる。 こういったスモールカーのメリット・デメリットを検証していくと、どうもスモールカー=安っぽい実用車、という印象となってしまう。
しかし近年は、スマートフォーツーやBMWミニ、フィアット500、トヨタIQ、そして、iQベースのアストンマーチンシグネット等、 小さくても個性的で趣味性の高いスモールプレミアムといった新しい流れも定着しつつある。
このように、スモールカーは時代とともに進化する、ある意味時代を写す鏡なのだ。12台のスモールカーを見ながら日本のモータリゼーションの変遷を振り返るのもいいかもしれない。

展示車両:
  1. 戦前の代表的なスモールカーである、ダットサン フェートン11型(1932年)
  2. 国民車構想の発展の原点となった、フライングフェザー(1955年) 
  3. 名古屋生まれのトラック、コニー 三輪トラック(1960年)
  4. てんとう虫の名前で愛され、軽四輪を普及させたスバル 360(1958年)
  5. 国民車構想をトヨタが具現化したトヨタ パブリカ デラックス(1963年)
  6. 軽自動車の技術革新を飛躍的にしたホンダ N360(1969年)
  7. 軽自動車のベストセラーカーである、スズキ アルト(1979年)
  8. ミニバンタイプで大ヒットしたダイハツ ムーヴ(1995年) 
  9. RV的な要素を取り入れてヒットしたマツダ デミオ(1996年)
  10. スターレットから一新し世界戦略車となったトヨタ ヴィッツ(1999年)(参考展示)
  11. 長い間愛され続けた英国スモールカーの代表、モーリス ミニ マイナー(1959年)
  12. PSAと共同開発された、ワールドミニ、アイゴ(2005年)

詳しくは「トヨタ博物館 企画展」のHPをチェック!

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