【レポート】ホンダCR-Zの誕生秘話! 2度の打ち切り計画を乗り越え、更なる進化を求める

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以前、「CR-Zは合理的なスポーツカーになる」とホンダCR-Zの開発責任者、友部了夫氏は語っていた。0-100kmの加速は9.7秒、トヨタプリウスより燃費の悪い2シーターのスポーツクーペが合理的かどうかは大いに議論すべきだが、実際に運転しないことには結論づけられない。しかし、この車の走りの良さを知る一つのエピソードがあるので、紹介しよう。

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アメリカの車情報誌『Automotive News』によると、友部氏が従来のガソリン車としてCR-Zの開発を進めていたころ、CR-Zを特徴付けるようなアイデアが挙げられず、会社からは開発の打ち切りをほのめかされていたという。そんな暗中模索の中でたどり着いたのが、ハイブリッドの6速トランスミッション。これにより打ち切り寸前だったCR-Zの開発に光をもたらしたそうだ。

しかしその後、ホンダアメリカの社長が、スポーティーなハイブリッドカーでは顧客が困惑すると考え、計画はまたまた止まりかけた。しかし、実際に開発中のモデルを社長に運転しもらったところ、乗り心地に納得し、ようやくゴーサインが出たという。2度の開発中止のピンチを、高い技術で乗り越え、ようやくここまでたどり着いたのが分かるだろう。

ただ、友部氏は今のままでは馬力が足りないと考えているらしい。すでに1カ月ほど前から、出力を増した次世代CR-Z「タイプR」を開発中とのウワサも流れ始めている。

「絶対的な最高速度は求めていない」と友部氏は言うが、"爽快な走り"を目指す彼が、この先123psのホンダCR-Zで満足するとは思えない。今後もますます目が話せない。




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