ミニ、世界ラリー選手権に参戦か!?

2011年、MINIが世界ラリー選手権(WRC)に帰って来る。かつてのライバルでもある、シトロエンとフォードの2強に割って入る活躍をMINIが見せれば、来シーズンは今以上に盛り上がりそうだ。
以前、Autoblogでも「イギリスのレーシングチーム『プロドライブ』が『MINI クロスオーバー』をベースにラリーカーを製作している」というニュースをお伝えしたが、以下のソースによればその計画はどうやら順調に進んでいるらしい。 「Mortorsport News」誌は「ラリー・スウェーデンが開催されたカールスタッドで、(現在のMINIを製造している)BMWの代表団がプロドライブ代表のデビッド・リチャーズと会った」と報じているし、MaxRally.comによれば「プロドライブのスバル・インプレッサをドライブしているマッズ・オストベルグが、来年MINIの新型ラリーカーをドライブすることについてプロドライブと交渉中であると語った」とのこと。
現在2リッター・エンジンを搭載するワールドラリーカー(WRカー)は、2011年から車両規定が変更になり、1.6リッターのターボ・エンジンを使用することが義務づけられる。これによりベース車は今よりも小型のモデルが主流となるだろう。US版Autoblogが紹介しているように、チャンピオン・チームのシトロエンは現在の「C4」より小さな「DS3」のラリーカーをテストしているところを目撃されており、さらにそのイメージを市販車に反映させた限定モデルまで準備中であることが発表されている。フォードはすでにIRC(インターコンチネンタル・ラリーチャレンジ)で「フィエスタ」を実戦投入しているが、これが「フォーカスWRC」に替わって来年のWRカーとなる。 MINIが出遅れたのは、そのベースとなる「MINI カントリーマン」の市販化が遅れたためと思われる。フォードやシトロエンのように標準ボディのハッチバックをベースとせず、当初「クロスオーバー」と呼ばれたカントリーマンの完成を待ったのは、これがMINI初の四輪駆動モデルをラインナップするからだろう。

また、MINIの復活に合わせるように、2011年にはモンテカルロ・ラリーがWRCに戻ると言われている。かつてMINIがこのモンテカルロで3勝を挙げ(1964、65、67年)、ラリーで強いというイメージを作り上げたのは有名な話。 さらに、1位から3位を独占してゴールしたにも拘らず灯火類のレギュレーション違反を問われ失格となった1966年、MINIに代わって優勝したのがシトロエン "DS" だったことを考えると、何やら因縁めいたものを感じずにはいられない(この時、フォードも一緒に失格になっている)。 おまけに現在のMINIとシトロエンDS3は、共同で開発した同じエンジンを積むもの同士なのである。マーケットでは先行して成功を収めているMINIを、シトロエンが追撃しようと狙っているところだ。

プロドライブは1990年以降、世界ラリー選手権でスバルと組み数々のタイトルを獲得して来た名門チーム。かたやシトロエンは2000年代に最強チームとなり、セバスチャン・ローブを6年連続でチャンピオンに押し上げている。 これに今年の開幕戦を制したフォードも加えて三つ巴の戦いになりそうだが、相次ぐ撤退により我が国のメイクスがそこにいないのは日本人から見れば寂しい限りではないだろうか。


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