フェラーリ社CEO、V6搭載モデル登場の可能性を認める
イギリスの自動車雑誌「AUTOCAR」のウェブサイトによると、フェラーリの最高経営責任者アメデオ・フェリーザは、フェラーリが再びV6エンジン搭載車を作る可能性を示唆した。

「1年前に訊かれたなら否定しただろう」としながらも、今後は顧客の考え方次第によってはその可能性もあることを認めている。
一方で、フェラーリが電気モーターだけで走るクルマを製造することについてはまったく考えていないようだ。
「地球温暖化という問題について言えば、電気自動車が正しい対策案というわけではない。あれは環境のためというより、むしろ販売のための対策案になっている」と、現在の "EVブーム" に釘を刺しつつ、「サウンドはフェラーリにとって、そのデザインや高性能と同じくらい重要なものだ。エンジン音をスピーカーから流すようなものは作らない」と語っている。
また、より直近の話としては「458イタリア」のオープントップ版(458スパイダー?)と、あの「エンツォ」の後継となる限定モデルのスーパーカー(F70?)が、現在開発中であることを認めた。


V6エンジン搭載のフェラーリと言えば、ロードカーでは創立者エンツォの愛息の名前が付けられた「ディーノ」が有名だ。
筋ジストロフィーにより若くして夭折したアルフレード(通称ディーノ)は、生前、大学で自動車工学を学びフェラーリに入社、F2用V型6気筒エンジンの開発に取り組みながらもその完成を見ずしてこの世を去る。後にV6エンジンを搭載した小型スポーツカーをフェラーリが発表したとき、エンツォは亡き息子の名前をこれに与え、と同時に跳ね馬のマークとフェラーリの名前をどこにも入れなかった。これらの印象的なエピソードとピニンファリーナによる優美なスタイル、そして軽快なハンドリングを併せ持つことからディーノは今なお人気が高いモデルの1つだ。
V6搭載のフェラーリがまた作られるなら、(これまでにも度々噂された)「ディーノ」の名前が復活することもあるかも知れない。

なお、エンツォ後継モデルについてはAutoblogでも何度か報じて来たが、超弩級のスーパーカーというこれまでの流れと異なり、車重1000kgが目標と言われる軽量な車体に、2基のターボチャージャーを備えた小排気量のV8エンジンを積むものになるというのがこれまでに噂されているところだ。発表は2012年と目されている。

いずれにせよ、電化を否定するフェラーリにとっても "ダウン・サイジング" は避けられない道であるようだ。
果たして12気筒モデルはどのようにして「時代の波」をくぐり抜けるのだろうか。



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