ヴァージン・レーシングの2010年マシン「VR-01」の高解像度ギャラリーは下をクリック

ヴァージン・レーシングは、3日に行ったF1初参戦マシン「VR-01」の発表会をネット上でライブ配信する予定だった。しかし、残念なことにテクニカルな問題が発生し、配信は実現しなかった。まあ、それもいたしかたない。ヴァージン・レーシングは、今シーズンからF1に新規参戦する振興チームの1つなのだ。色々と慣れないこともあるだろう。

昨シーズンはブラウンGPのタイトル・スポンサーだったヴァージン・グループ。だが、同グループの創設者であるリチャード・ブランソン会長が最終的にブラウンGPを見限り、マノーGPとしてエントリーされていたチームを買収した。こうして誕生したヴァージン・レーシングは、初代マシンにコスワース製のエンジンを搭載し、ドライバーにはトヨタから移籍したティモ・グロックを起用。さらにF1には初参戦となるものの、2007年GP2で勝者グロックに次ぎ2位の座を獲得したルーカス・ディ・グラッシが、グロックとタッグを組んで初シーズンに挑む。

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また、ネット上の映像配信技術はいま一つだったヴァージンだが、同社は独自の最先端技術を駆使して「VR-01」を生み出している。このモデルは、風洞実験を行わず、数値流体力学(CFD)によって完全にデジタル設計された史上初のF1マシンなのだ。

外観のデザインも、赤と黒を基調にエスニックな模様が施されていてカッコいい。「VR-01」はヘレスでの合同テストを控え、正式発表後、シルバーストンでシェイクダウンを行った。新規参戦チームを迎え、この数十年で最もエキサイティングなシーズンになるであろう今季F1。ヴァージンがサーキット上でテクニカルな計算ミスを犯さないよう祈りたい。