一見、何の変哲もないロータス・エキシージ。だがエンジンルームを覗いてびっくり。そこにはなんとHONDAの文字が!しかも赤いヘッドカバーは「タイプR」の印ではないか!

兵庫県にある「有限会社ハーフウェイ」が手がけたエキシージは、標準で搭載されているトヨタの1.8リッターエンジンに替わってホンダのインテグラ・タイプR用2.0リッターエンジンを積んでいた。

先に手がけたのはエキシージではなくMR-Sだったという。トヨタの1ZZ-FE型エンジンをホンダのK20A型VTECエンジンに積み換え、4年で数十 台のコンプリートカーを製作して来た。そんなある日、ロータス・オーナーから「MR-Sが出来るのならエキシージのエンジンもホンダに積み換えてよ」とい うオーダーがあったそうだ。

エキシージが搭載するトヨタ2ZZ-GE型エンジンは、MR-Sが積む1ZZ-FE型をベースにヤマハが開発したもの。つまり基本形は一緒と言える。そこでMR-S製作で培ったノウハウを元に開発を始め、エキシージ "POWERED BY HONDA"を完成させた。
高回転型のイメージが強いホンダエンジンだが、K20A型はトヨタの2ZZ-GE型よりも低速トルクが豊かで、下から上までパワフルで乗りやすくなったそうだ。何より「ロータス・ホンダ」という名前に熱いものが込み上げてくるF1ファンも少なくないだろう。

この換装にかかる費用は、新品のホンダエンジンと6速トランスミッション、専用EXマニフォールド、ドライブシャフトに換装工賃・構造変更申請と予備検査取得を含めて262.5万円。ただし現在ではインテグラが生産終了しているため、今後はシビック・タイプR用のエンジンを使用することになり価格は若干変更になるそうだ。

新車のシビック・タイプR1台分の費用がかかるわけだが、これがエキシージではなくロータス・エリーゼなら車両価格も安く中古車の数も豊富、搭載するエンジンもパワーの低い1ZZ-FE型だからホンダのVTECに載せ換えれば一層効果的なのではないかと思い尋ねてみたが、エリーゼはエキシージよりもエンジンルームが狭く、難易度が高いため現在開発中とのことだった。

ホンダエンジン搭載のロータスを手に入れたらキャメル・イエローで塗り替えたいと思う人もいるだろう。
ゼッケンを貼ってサーキットを走るなら、11番が中嶋悟、12番がアイルトン・セナである


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