レクサス「IS」のハイパフォーマンスモデルである「IS F」。自然吸気の専用エンジンは最高出力423ps、8速パドルシフトの変速レスポンスはわずか0.1秒という優れたスポーツモデルだ。
しかし、4連エキゾーストディフューザーは見た目が若干風変わりだし、とにかく車体が重い。カリフォルニア州にあるサーキット、ラグナセカでテストドライブしたとき、この重さが非常にネックだと感じた。
そして今月開催された東京オートサロンで、レクサスは「IS F CCS Concept(CCS:Circuit Club Sport)」を発表した。

この車は、トヨタの"より幅広い顧客に新しいスポーツ・コンバージョン車を提供する"というコンセプトのもとに開発されている。スタイルは「IS F」から大きく変更されていないが、特筆すべき違いは「カーボンファイバーの採用」だ。ボンネット、ルーフ、トランク、フロントエアインテーク、ドアシル、さらにリアスポイラーなど大部分に使用することで、ボディの軽量化を実現している。もちろん、翼端板もカーボンファイバー製だ。

エンジンはIS F と同じ5.0リッターV8だが、新エキゾーストシステムにより最大出力は434psとわずかに向上している。また、ブレーキディスクローターにもCCM(カーボンセラミックマテリアル)を装着しているとのことだ。カーボンファイバーの採用で、約57kgの軽量化に成功したレクサスIS F CCSが、どんな走りを見せるか楽しみだ。トヨタは、来場者の反響によっては市販化の検討もあり得ると話している。