こちらは日本が誇る幻の名車「トヨタ2000GT」‥‥を忠実に再現した「AKI-Coupe」。製作したのは愛知県にある「ロードスターガレージ有限会社」だ。
ベースは1972年式のS30型初代日産フェアレディZ。ロングノーズのクーペボディという点では確かにトヨタ2000GTと共通するプロポーションを持っているが、そのボディパネルはFRPで新たに作り替えられ、もはや「日産」であった面影はない。
ボンネットに収まる直列6気筒エンジンは、ヤマハが関与した3M型でもなければ日産のS20型でもなく、何とR32~R34型スカイラインGT-Rに搭載されていたRB26DETTのしかもN1レース用エンジンだという。ブレーキも当然強化され、S15シルビアの4輪ディスク式が装着されている。
ウッドパネルが特徴的な内装も「2000GT」の雰囲気を再現しており、クラシックなシートはオリジナル、ステアリングホイールはナルディのウッドリムが付けられていた。メーター類はその性能を示すようにGT-Rから流用したものだ。15インチのフォルテクス製ワイヤーホイールからは想像も出来ないが、最高速度は300km/hに達するという。
さらにパワーステアリングやオートエアコンなど現代の快適装備も充実。足りないのは衝突安全性くらいのものか。
気になるのはこのクルマ、いくらで手に入れることが出来るのかということだが、ベース車両となるS30Zの価格相場が上がっているため、現段階ではお答えできないとのこと。


もう一台、映画「007は二度死ぬ」で有名なオープントップの2000GT‥‥に見えるクルマは、マツダの初代 「ユーノス・ロードスター」をベースにした「roadster 龍妃」。
こちらはエンジンも1600ccの直列4気筒B6型のまま。ただしロードスターのシャシーではフロント部分の長さが不足し、あの優雅なプロポーションが再現出来ないため、フロント足回りを前に33cm伸ばしたそうだ。ボンネットもベース車の後ろヒンジから2000GT同様の前ヒンジに変更。内装はドアの内張やセンターコンソール部にユーノス・ロードスターの名残が見られるが、シートはローバックのオリジナルが付けられていた。
すでに販売が開始されている「龍妃」の製作費用は480万円と決して安くはないが、オープントップの2000GTは市販されなかったので、本物を手に入れることはまず不可能。逆に言うと本物を装って乗ることも出来ないわけだが。

ギャラリーの最後には本物のトヨタ2000GTとフェアレディZの画像を付加しておくので、比べてみて欲しい。

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