オーストラリア、メルボルンの『The Age』紙は、F1に参戦する自動車メーカーの損益にかんする記事を掲載した。掲載されている数字は、F1参戦にかかる費用などを詳細に記した専門誌『Formula Money』の調査に基づくものだが、記事を見る限りフェラーリ以外のコンストラクターは採算が取れていないようだ。

フェラーリメルセデス・ベンツBMWルノートヨタの5社が去年F1に投入した資金は合計約896億円。計算上では、彼らは約360万円の車を少なくとも2万5000台も売らなければ費用を回収できない。

さらに『The Age』紙は、フェラーリが去年のF1に投じた金額がたったの55億円だと報じている。かなり信じがたい数字だが、もし本当だとすると、メルセデス・ベンツ、BMW、ルノー、トヨタは、1社あたり平均210億円ほどの資金を投じていることになる。

ただ、イギリスのF1ファンのサイト『F1ファナティック』によると、フェラーリは2008年に約383億円の資金を投入しており、また別のF1の情報サイト『F1 Network』によると、2009年には約337億円を投入したとしている。

ちなみに、フェラーリの一台の平均価格はだいたい3000万円以上なので、200台を売るか売らないかで、去年の投資額55億円の資金を回収できる計算になる。 『The Age』紙の数字がどこまで本当かは分からないが、いずれにしろBMWやルノー、トヨタがF1ビジネスで採算が取れていないのは確かなようだ。