このほどフィアットは、二年間の経営計画を明らかにした。発表によると、向こう二年間で新車を17モデル投入するとしており、そのうちの4台はフィアット傘下にありながら、これまでなおざりにされてきたランチアだという。ランチアには、クライスラーのプラットフォームが使用され、短期間で生産開始ができる体制を取るという。

来月のデトロイトモーターショーでは、クライスラーの新車として「ランチアデルタ」が披露される模様。次いでランチアのSUVが来年中に発表され、さらに中型セダンとコンバーチブル、高級セダンやミニバンが2011年にお目見えする模様だ。

フィアットのクライスラー再建計画では、2014年までにクライスラーの全世界の年間新車販売台数を倍増させ、年間280万台を目指すという。ということは、500万台といわれるフィアットグループ全体の販売目標の半分以上をクライスラーで引き受ける計算になる。

しかもフィアットはセルビアの自動車メーカー、ザスタバを傘下に入れて、事業拡大したばかり。フィアットのセルジオ・マルキオンネ会長は「働き詰めの生活を続けるつもりはない」と、後継者探しをほのめかしているが、この調子では早期引退は当分ありえないだろう。