2010年のF1レギュラー・ドライバー復帰を目指し、ロータスと交渉を続けていた佐藤琢磨だが、残念ながらそのシートを獲得することはできなかった。
14日、2010年からF1に参戦するロータスF1チームは、初年度のドライバーとしてヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンの名前を発表した。またリザーブ・ドライバーとしてマレーシア人のファイルーズ・ファウジーが起用された。

ロータスF1のドライバーには、以前からすでにトゥルーリは当確と見られており、残り1つのシートを巡ってコバライネン、佐藤琢磨の他に小林可夢偉、1997年F1チャンピオンのジャック・ヴィルヌーブの名前が候補に挙っていると言われていた。
11月21日に開催された佐藤琢磨のイベント「Takuma Club Meeting 2009」ではファンからの「カラーリング、もしくはスポンサーカラーで現在交渉中のチームを教えていただけませんか?たとえば、馬とか、牛とか」という質問に対して佐藤は「そういう意味で言えば、花かな」と答えている(公式サイトのライブレポートのページより)。馬=フェラーリ、牛=レッドブルもしくはトロ・ロッソではなく、花つまり蓮の花=ロータスというわけで、ファンはこのチームの発表を心待ちにしていた。
また、ロータスと言えばイギリスのチームとして60~80年代前半に活躍した記憶が鮮烈だが、今回2010年に参戦するチームは、航空会社エア・アジアCEOのマレーシア人、トニー・フェルナンデスが代表を務め、マレーシア資本と同国政府の支援を受けることから、経験豊富なアジア人ドライバーとして佐藤琢磨が有力視されているとも言われていた。

佐藤琢磨は2001年、日本人初のイギリスF3チャンピオン獲得とともにF3世界一決定戦とも言えるマルボロ・マスターズ、マカオGPの両レースでも優勝、翌年ジョーダン・グランプリからF1デビューした。2004年にはB.A.R.ホンダのマシンで日本人最高位タイの3位に入る活躍を見せるが、2006年に鈴木亜久里が代表を務めるスーパー・アグリに移り、2008年シーズン途中で同チームの撤退によりシートを失っていた。
ちなみに今回シート争いで敗れた相手、ヘイキ・コバライネンは2002年イギリスF3ランキング3位、マルボロマスターズ4位、マカオGP2位であった。佐藤が決して実力で劣るわけではないことが分かるだろう。

当初ルノーへの復帰が噂されていたコバライネンがロータスに決まったため、まだ佐藤にはルノーのセカンドドライバーとしての可能性がある(ライバルはニック・ハイドフェルドと小林可夢偉)。ザウバーの2つのシートも決まっていない。
来年10月10日、鈴鹿を走る佐藤琢磨の姿が見られることを信じて、次の発表を待ちたい。


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