イタリア警察仕様のランボルギーニ・ガヤルドLP560-4は、さまざまな状況に対応できる多機能パトカーだ。それもそのはず、ランボルギーニとイタリア警察は、このガヤルドを完璧なパトカーにしようと、緊急用の医療機器やリアルタイムの検索機能など多くの設備を搭載している。時速322kmで移植用の臓器を輸送するパトカーは、世界中を探してもまずないだろう。

しかし、 "わき見運転者の探知"だけはこの車を持ってしてもできなかったようだ。その結果、ガヤルドは見るも無残な姿となってしまった。

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この事故の原因は、一台のセアト・イビサ。左右の確認もせずに突然、ガソリンスタンドから道路に侵入。これに驚いた警察官が衝突を避けようと慌ててハンドルを切ったところ、駐車していた車の列にガヤルドを突っ込ませてしまったのだ。

写真を見ても分かるが、かなり激しくぶつかったようで、一台の車がガヤルドのフロント部分に乗り上げてしまっている。この事故により、ランボルギーニから寄付された1733万円相当のガヤルドがスクラップ同然となってしまった。

幸運にも運転していた警察官と同乗者に怪我はなかったが、皮肉なことに、この警察官は安全運転に関する講習を受け、帰路に着く途中だったという。また彼は、10気筒エンジンを誇る警察仕様のガヤルドを操縦するため、特殊訓練を受けた選りすぐりの20人のうちの一人だった。ガヤルドが大破した今、彼は再びフィアットを運転することになるだろう。