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日本でもハイブリッド車やEV車の走行音が問題になっているが、米でも同じ問題が持ち上がっている。米の視覚障害者の擁護団体が、ハイブリッド車の走行音に対する危険性を訴えているのだ。
ハイブリッド車やEV車は走行音が非常に小さいため、これまでエンジン音や排気音で車の存在を認識してきた視覚障害者にとっては危険な存在になってしまった。

この事態を受け、ハイブリッド車やEV車が走行中に最低限の「音」を発するように義務付ける法律の制定があちこちで検討されている。

そんな中、ゼネラルモーターズ(GM)は、ミルフォードにある試験場で、視覚障害者の協力の下、シボレー・ボルトの走行音警告システムの有効性を評価するテストを行った。シボレー・ボルトは、歩行者が接近したとき、クラクションのシステムを使って鳥のさえずりのような警告音を発する機能を持っている。しかし、その音は歩行者に注意を与えることができ、尚且つ、過度に驚かすことがないようにしなければならない。そのため、警告音を決めるまでには、慎重なテストを行う必要があったようだ。

GM広報担当のロブ・ピーターソン氏は、「第一世代のボルトでは、警告音は運転手が手動で発するが、将来的にはシステム化されることになるだろう」と語っている。

目下のところ最大のハードルは、歩行者と車を見分けるシステムの開発だ。人間と車を確実に区別する感知システムがなければ、警告音が常時鳴りっぱなしになってしまう。これで騒音が増すようなことがあれば、それこそ視覚障害者にとって問題になるだろう。