フェラーリ「エンツォ」の生産が終了してほぼ6年になるが、次のスペシャルモデルの発売はいったいつになるのだろうか。

この6年の間に、ライバルのランボルギーニやブガッティ、そしてアストンマーチンまでもが超高級スーパーカーを市場に投入し、ブランド力をアピールしてきた。とはいえ、フェラーリもただ黙って見ていたわけではない。「エンツォ」を超えるスペシャルモデルの構想は着々と練られていたのだ。そして今、ようやく計画の詳細が徐々に明らかになってきた。
入手した情報によれば、「F70」というコードネームの新モデルは、2012年の発売を予定している。おそらくエンツォをベースに開発したサーキット専用モデル「FXX」の開発プログラムと、07年に発表されたコンセプトカー「ミッレキリ」の技術を取り入れたものになると思われる。つまり、軽量化に重点を置いたコンパクトボディのスーパーカーが誕生するわけだ。

新モデルのボディとシャシーはカーボンファイバー製で、コックピットも低位置に収まっている。しかし、フェラーリは車体が軽くなったからといって、既存のエンジンに少し手を加えただけのマシンを発売するようなメーカーではない。レスポンスを向上させる電動アクチュエータを採用した新設計のツインターボエンジンを搭載し、「エンツォ」の後継車にふさわしいモデルに仕上げるようだ。

また、直噴V8エンジンは、「エンツォ」の最高出力659psに匹敵するパワーを持ちながら、二酸化炭素排出量を大幅に削減することに成功しているらしい。0-100 km/hは3.1秒、最高速度は370kmと予測されている。もちろん、これらの数値は現段階で入手した情報に基づくものなので、まだ推測の域を出ていない。だがこれが本当ならば、フェラーリ「F70」はかなり期待できそうだ。