今週、キャデラック「CTS クーペ」の全貌が明らかになった。このクーペはゼネラルモーターズ(GM)が誇るCTSシリーズの最新モデルで、基本モデルとなるセダン以外にも最上級スポーツモデルであるCTS-Vや、ワゴンタイプのCTSスポーツワゴン(いずれも日本未発売)が発売されている。

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しかし、このクーペはCTSシリーズの中でもかなり特徴的と言える。セダンとの共通パーツは、インストルメントパネル(計器盤)とコンソール、ヘッドランプ、フロントフェンダー、グリルのみ。ホイールベースも同じではあるが、全高はセダンよりも51mm低くなり、全長も同じく51mm短くなっている。

さらに特筆すべきは、Bピラーとドアハンドルが取り払われた点だ。中央に配置されたデュアルエキゾーストも独特で、前後のウインドウはかなり傾斜をつけたラインとなっている。

気になるパワートレインだが、標準モデルにはGMの3.6リッター直噴V6エンジンが搭載され、最高出力308ps、最大トルク38kgmを実現。トランスミッションはアイシン製6速MTが標準装備となっており、燃費は1リットルあたり市街地で7.2km、高速で10.6kmだ。オプションであるハイドラマチック6速ATを採用した場合は、市街地で7.2km、高速で11.05kmとなる。

駆動方式は後輪駆動と全輪駆動の2種類から選択でき、18インチホイールを装備した"パフォーマンスパッケージ"、19インチのサマータイヤと大型ブレーキを装備した"サマータイヤ・パフォーマンスパッケージ"の2種類が用意されている。

また、2010年にはクーペにもVシリーズが追加される予定となっており、GMはこのCTS クーペを中心に、キャデラックのさらなる飛躍を考えているようだ。確かに力強くて、多彩な顔ぶれがそろったCTSシリーズを背負って立つには、申し分ないモデルと言えるだろう。

BMWの3シリーズクーペやアウディのA5など、強力なライバルがひしめく中、キャデラックCTS クーペはどこまで実力を発揮することができるだろうか?