2人のF1チャンピオンがタッグを組むという、F1史上まれに見るニュースが飛び込んできた。

マクラーレンは、今季の年間王者であるジェンソン・バトンと複数年契約を交わし、08年シーズン王者のルイス・ハミルトンとのコンビで来季のF1グランプリに挑むと正式発表を行った。
バトンはブラウンGPとの残留交渉を続けてきたが、参戦わずか1年目の小さなチームにとって、新王者を残留させる資金はなく、結局、バトンは新しい移籍先を探す結果となった。そして先日、マクラーレン本社にある英ウォーキングに、バトンとマネージャーが訪れていたことから、関係者の間では、契約は時間の問題とみられていた。

バトン移籍のニュースは、イギリスのF1ファンからは大歓迎されるに違いない。何といってもイギリスのチームに、2人のイギリス人チャンピオンが集うのだから最高のラインナップと言えるだろう。ちなみに、イギリス人チャンピオンのコンビがF1に挑むのは、1968年にロータスチームに所属したグラハム・ヒルとジム・クラーク以来だ。

一方のブラウンGPはメルセデスに買収され、来季からはチーム名を「メルセデス・グランプリ」に変えて参戦することが決まった。しかし、ブラウンGPにワールドチャンピオンシップをもたらした、もう一人のドライバー、ルーベンス・バリチェロもすでにウィリアムズへの移籍が決定しており、同チームは2人の優秀なドライバーを一度に失っている。

また、バトンの加入によりマクラーレンを去ることになった前任ドライバーのヘイキ・コバライネンは、来季以降の参戦について白紙となっている。マクラーレンとの交渉が決裂したフィンランド人ドライバー、キミ・ライコネンは、WRCへ参戦する可能性が高いだろう。 バトンのマクラーレン加入が正式に決まったことにより、今後の他チームのドライバーシートも順次、決まっていくことはずだ。詳細はプレスリリース(英文)をご覧いただきたい。