
今年のSEMAでHPP社のブースに展示されていた「デイトナ」を見た。すぐにでも運転したい衝動にかられたが、同時にいいショットの写真がほしくなった。というのもHPP社のブースはやたらと狭く、デイトナのまともなショットが撮れなかったのだ。そこで、HPPに連絡をしてプレス用の写真を入手。今回、ギャラリーにすべての写真を載せたので、ぜひ見てもらいたい。
特に注目してもらいたいのは、デイトナ用にカスタマイズされたマフラーだ。
リア・タイヤの後ろに装備された四角い部分がそれに当たる。これをカッコいいと思うかは好みだが、斬新なことは間違いない。
フロントやボンネットまわりは見た目だけでなく、機能的なデザインにもなっている。リア・ウイングも完璧な出来栄えだ。スーパーチャージャーを搭載した608psのパワーを放つモンスター・マシンは見れば見るほどホレ込んでしまう。だが、一つだけ大きな疑問が残った。それはHPP社とはいったい何なのか?
HPPとは「Heide Performance Products」社のこと。社長のGordon M. Heidackerは、23年間、自動車業界で経験を積み、AMCやクライスラーなどのメーカーで「プロウラー」や「ダッジ・バイパー」を手がけた人物だ。
同氏は、「今のマーケットにはない、一つ上行く上質のカー・アクセサリーを施した車を提供したい」と話しており、「それは金属やガラス、プラスチックを使って情熱を表現する "動くアート"だ」とも語っている。
同氏は、このデイトナを製作するにあたり、クライスラーと直接交渉をし、ある程度の資金提供が得られるところまでこぎつけていた。だが、クライスラーが関連会社、Moparにその提案を伝えたのは、破産宣言をするわずか1時間半前のことだったそうだ。結局、HPPはプロジェクトの資金を内部調達する形になったという。
今後も注目のHPPは、次にダッジ・チャレンジャーを手がけるようだ。だが、来年のSEMAには、なんとシボレー・カマロを出展するという。ちなみに、今回HPPがベース車であるチャレンジャーをデイトナに改造した際に、手を入れた個所は50カ所に上るそうだ。

















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