今年も「ラ・フェスタ・ミッレ・ミリア」が10月10日から13日の4日間に渉って開催された。12日には栃木県ツインリンクもてぎに到着。100台を越えるクラシック・スポーツカーがロードコースを疾走した。

本家ミッレ・ミリアはイタリアの伝説的な街道レース。北部の都市ブレシアから南下しローマを経て再びブレシアに戻るという約1000マイル(約1600km)の距離を、タッツィオ・ヌボラーリスターリング・モス等グランプリでも有名なドライバー達が競い合った。 1000マイルをイタリア語でmille miglia(ミッレ・ミリア)ということからこの名が付けられたレースは、1927年から開催され第二次大戦による中断を挟んで1957年まで続いたが、この年、観客を巻き込む大事故が起こり以降の開催は中止となった。 1930年、イタリアの荒れた一般道をヌボラーリは平均時速100km/hを越えるスピードで駆け抜け、戦後の1955年にはモスがメルセデス300SLRで1000マイルをわずか11時間弱で走り切った。

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現在イタリアで復活し開催されているミッレ・ミリアは、スピードレースではなく、正確な通過時間を競うタイムラリー形式となっている。ラ・フェスタ・ミッレ・ミリアはその日本版だ。
本家では、当時実際に参戦した個体そのものとその同型車のみに参加資格が与えられるが、日本ではやや敷居は低く1919年から1967年に製造された車両が対象となる。と言っても、往時の参戦メイクスが当然中心となるため、残念ながら日本車やアメリカ車の姿はない。 伊・英・仏を中心とした往年の名車がピットロードに並んで出走を待つ光景は、50年前に欧州のどこかのサーキットでレース観戦しているような気分にさせてくれる。