日本導入が待たれるシビック・タイプRユーロがホンダ・ブースに登場。
気になる日本での価格と販売台数は11月に正式に発表する予定の模様。


ファンには蛇足かもしれませんが、シビック・タイプRユーロはヨーロッパ仕様なだけに日本国内では限定車の扱いになります。グローバル・スモールプラットフォームを採用する欧州仕様のシビックは3ドアハッチバックなんだから4ドアセダンの日本仕様シビック・タイプRより安いと思われると正直困るというのが担当者のお話でした。 そもそもなんでユーロ?とならないように、おさらいしておくと、現行のシビックは複雑で同一名称ながらアメリカ大陸、日本、欧州で異なる車種。
つまり販売される地域によってシビックを指す車両が異なります。
日本のシビックは北米ではAcura CSX(内装は若干異なる)として販売されているクルマで4ドアセダン。 アメリカ大陸仕様のシビックは日本仕様と同一プラットホームであるものの外観が異なる全く別の4ドアセダン(2ドア仕様有)。
シビック・タイプRユーロのベースとなったのは欧州仕様はフィットなどと共通のプラットホームを使用するハッチバック車。

価格の話に戻すと「イギリスで生産したものを日本に持って来るには輸送費をはじめ日本製にはかからないコストを(価格に)乗せなければならない」そうです。要約すると日本仕様シビック・タイプRの価格、283万5千円よりは高くなりそう。

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素朴な疑問として、パワーもユーロ仕様より上でドアの枚数も多く、ユーティリティに使える日本仕様のシビック タイプRと比べて、欧州仕様の良いところはどこでしょう?とぶつけてみたところ、
担当者からの回答は「日本仕様のタイプRは、サーキットでタイムを削るような走りに合わせてある。4ドアであることも、Bピラーの存在などボディ剛性面でその目的(サーキット走行)に有利に働いている。一方で欧州仕様のタイプRは、ヨーロッパの多彩な道、舗装状態の違いや激しいアップダウン、異なる天候など、様々な条件下でスポーティに速く走れるということを念頭に置いて開発された。」
つまり、一般道を走って気持ちがいいのは断然タイプRユーロの方だということ。
「欧州ホットハッチと呼ばれるクルマ」をライバルとして想定してるようです。

ところでタイプRといえばアイボリーに近い独特の白いボディカラー「チャンピオンシップ・ホワイト」がまっさきに思い浮かびますが、この色、インテグラやNSXなど過去のタイプRとは微妙に異なる塗料を用いています。
担当者曰く、ボディの面構成が変わると、同じ塗料を使っても人間の目には同じ色に映らないそうです。また、最近よく使われる高張力鋼板などボディの素材が違えば、発色も異なるとのこと。
そのため我々の目に「チャンピオンシップ・ホワイト」に見えるためには、調整が必要で、これを「色の調律」と呼んでいるようです。 攻める運転がお好きなタイプRオーナーの皆さん、タッチアップするときは気をつけてください。「チャンピオンシップ・ホワイト」を買ったつもりがリタッチカラーと車両カラーが違うなんてことになるかも。