i-MiEV CARGOは、i-MiEVをベースにして荷室スペースを拡大したコンセプトカー。
三菱だけにミニカ・トッポを思い出しそうですが、三菱の担当者曰く「意識はしていなかった」、「結果的にそうなった」だけだとか。 荷室を拡大しても、車両サイズは軽自動車の枠内に収まっており、この辺りは、「三菱はEVは軽自動車でいく」という方針があったそうです。

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でも結果的に後部座席を失ったのは残念。
「軽バンのような簡便な折りたたみ式シートのようなものを付けることは考えなかったんですか?」の質問には、 「なるべくi-MiEVの使える部分は使って、費用をかけずに製作することにしたので」との回答。 これは開発費の苦しい台所事情を吐露したようにも捉えられる発言です。
コンセプト自体は大変現実的で、iMiEVのBピラーから後ろを荷室に変更しただけですが、完成度の高いデザインを達成できたことで、市販化に向けた技術 的な障害は何もないように思われます。にも関わらず製作費用が限られていたということは、市販化はまだあまり考えられていないのかもしれません。
荷室も内部はほとんど作られていないらしく非公開。
「後部にパワートレーンを持つi-MiEV CARGOは重い荷物の積載に懸念があるのでは?(リアヘヴィになり過ぎないのか)」という問いには、 「積載可能重量は非公開」。
ただ、ガソリンエンジン車のiよりもi-MiEVはパワートレーンが軽いので、問題にはなりにくいそうです。

商業車としての使用だけでなく、個人が趣味やレジャーに自由な発想で使えるクルマを目指したというわりには、完全な2シーターでは個人が使う上で不便に見 えます。が、軽自動車という括りを捨てて四人乗りになれば、本当に自由に使える(使ってみたいと思わせる)クルマになれる資質は十分にありそうです。
現段階では、市販化が近いようで遠い、複雑な境遇にあるコンセプトカーなのかもしれません。