REPORT: NY cracking down on cabbies using cell phones - only took 10 years

ニューヨーク市のタクシードライバーは、例え携帯電話用のイヤホンを使っていても、運転中の携帯電話の使用を固く禁じられている。それにもかかわらず、タクシー・リムジン委員会の話によれば、運転手の携帯電話の使用は一向に減る様子がないらしい。

携帯で通話中に事故が多発していることを憂慮した委員会は、罰金の金額を上げたり、イヤホンの使用を全面的に禁止したりと、より厳しい法律の制定を求めている。「あらゆる方法で携帯電話の使用を封じ込めようとしたが、より強制力のある法律の制定しか、残す手はない」と委員の1人は語っている。

今年上半期の携帯電話の使用で運転手がキップを切られた割合は、50万回の運転に1回だけ。この数字は運転手が「イヤホンを装着していただけで電話は使っていない」などと言い逃れをしてきたためだ。「会話をしていた証拠がないので、運転手の言い訳を信じるしかありませんでした」と委員は言う。しかし、新たな法案ではイヤホンを装着しているだけでも違反に当たるらしい。また、現行の法律では、赤信号の間は携帯電話の使用が許されているが、新法案では車を道路脇に駐車してからでないと電話に出られなくなる。

当然のことながら、運転手側はこの法案に反発を強めている。携帯電話は非常時には欠かせないもの。また、12時間シフトで働く運転手と家族との唯一のコミュニケーションの手段だとして、新しい法案は現実に即していないと批判する。

来月には草案についての公聴会が開かれる予定だが、その席で運転手側は、法案の不合理な部分を指摘するようだ。ニューヨーク・タクシー労働者連盟の役員は、車を止めてからでないと電話に出られないことに対して、「(車だらけの街で)どこに止めるスペースがあるのか?」と、鋭いコメントをしている。どうやらこの争いは簡単には終わりそうもない。