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日産ブースで最も注目度が高かったのは、ランドグライダー。3100mm×1100mm×1415mmの短くて細い車体にタンデム2シーターというレイアウト。二輪と四輪の中間のようなイメージ(ただし車輪はちゃんと四つ)。コーナーリング時に傾斜するという点は二輪に近い特性を持っています。積まれているのはリーフと同じ(容量は異なる)リチウムイオンバッテリーで、れっきとしたEVです。 残念ながら車幅が細くても渋滞の中をオートバイのようにすり抜けることはできません。駐車スペースを削減できたとしても、実際のパーキングスペース使用料は普通のクルマと変わりそうにないのが悔やまれます。 EVだからゼロエミッション、なので環境に優しいという話は解るにしても、何故こんなスタイルに?

日産グローバルコミュニケーション・CSR部主任 柴山哲也氏によるとその答えは、 このクルマは、エコカーである前にファンカーとして開発されたから。 「今までにない感覚・運転の楽しさを提案する。それが第一」という実に潔い答えが返って来た。 EVであることも、ゼロエミッションである点も、もちろんだけど「EVって速いんです」という理由が一番にあるそうです。 つまり、リーフのような実用車とは別種の、運転を楽しむためのEVとして、「大人の玩具」(柴山哲也氏談)のような、新しい感覚の乗り物として、ランドグライダーは企画されたらしい。さらには「EVのレーシングカートなんかあったら面白いですよ」という言葉まで聞けました。 環境問題を考えることはもちろん大切ですが、クルマを運転する喜びまで我慢しなくていい、というメーカー側からのメッセージは頼もしい限りです。 細いボディゆえに誰もが心配する横風の影響ですが、バッテリーを車体下部に積むことで低重心化しているということもあり「大丈夫です!」とのこと。 ただしリーフと異なり市販化は現状未定。 いくら小さくても、ランドグライダーはリーフの下位セグメントとして開発されたものではなく複雑な機構の採用により、現時点で市販化するとしたらリーフより高価格になってしまうかも知れないとのこと。リーフがたくさん売れてバッテリー等のコストダウンが進めば、「玩具」も安くなるのは間違いないそうです。 リーフが手の届く未来なら、こちらは「明るい未来」なのかもしれません。

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